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ナインボールのルール!並べ方やゲームの進め方&ブレイクのコツをチェック


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たぶん世界中でもっともポピュラーなポケットビリヤードのゲーム、ナインボールのルールについて解説しちゃいます♪

 

1986年12月に日本で公開されたアメリカ映画「ハスラー2」の影響で、大ブレイクしたゲームですね。

 

 

巨匠マーティン・スコセッシ監督により、ポール・ニューマンとトム・クルーズが共演した話題作!

この作品でポール・ニューマンはアカデミー主演男優賞を受賞しました。

 

当時から少しずつルールが変更されたり、新たなルールが加わったり・・・。

 

そこで、2017年現在、一般的と思われるルールとゲームの進め方を中心に説明していこうと思います♪

 

 

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ナインボールの基本ルール

ナベ
まずはじめに、基本的なルールを説明するよ♪

 

■ナインボールとは?

9番ボールを合法的に先にポケットした者が勝ち! というゲーム。

 

ルールに則っていれば、フロック(偶然)による9番ボールのポケットインであっても勝ちは勝ちという、ある意味エキサイティングで、初心者にとっても取り組みやすいゲームです。

 

3人以上でもプレイできるから楽しめますね♪

 

ただし!!

 

あんまりワイワイギャーギャー騒いだりすると、ほかのプレイヤーの方々に迷惑なので控えましょう。

 

元来ビリヤードとは、紳士淑女がたしなむ競技なのでありますぞ!

(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-

 

さて、ブーム当時は「ジャストナイン」なんて呼ばれて、とにかく9番が入ればイイんだ!ってんで、ドッカンドッカン撞く連中が多かったものです・・・。

 

でも本来の醍醐味は、ブレイクショットから9番ボールまでを順番に1個ずつポケットしていき、テーブル上を根絶やしにする・・・というところにあります♪

 

「このテーブル上に生き残ったのは、おいらの手球ただひとつ・・・」

 

みたいな世界観が刺激的なのであります!

ナンカコワイ(ο・д・)(・д・`ο)ネー

 

■使用するボール

ナインボールで使用するボールは、手球と、1番から9番までの9個の的球です。

 

9番ボールだけがストライプになっていて、見るからに勝敗を決する特別感が漂っているところがワクワクしちゃいますね。

 

■ボールの並べ方

ナインボールの際のラックの仕方について説明します。

下図をご覧ください。

 

 

これ、ラックをする側(フットスポット側)から見た様子です。

 

・フットスポットに1番ボール

・真ん中に9番ボール

・一番下に2番ボール

 

を配置することだけが約束事です。

それ以外の3番~8番ボールについては任意で置いてかまいません。

 

以前は1番ボールと9番ボール以外は決まりがなかったんですが、ブレイクショット後の配置の傾向から、2番ボールを一番下に配置することになったようです。

 

つまり、ボールの散り方についてまで、プレイヤーらによる研究が進んだってことですね。

 

■攻めの手順

プレイヤーは、手球を、テーブル上のもっとも若い番号の的球に最初に当てなければなりません。

つまり、1番ボールから順番に当てることになります。

 

ただし、そのボールが別のボールに当たることによってポケットされることはOKです。

 

すなわち、ブレイクショットの際には、ラックの先頭にある1番ボールに当てることになりますね。

 

これによってほかの的球がポケットされることはOKなんです。

合法的に的球がポケットされれば、プレイヤーはプレイを続行できます。

 

ポイント
狙っていない的球をフロック(まぐれ)でポケットしちゃった際には、相手のプレイヤーに「失礼」「すみません」くらいのお詫びの言葉をかけるようにしましょう♪

 

こうして、順番に的球をポケットしていき、最終的に9番ボールをポケットしたプレイヤーが、そのラック(ゲーム)の勝ちとなります。

 

ただし、先述のように、合法的に先に手球を当てるべきいちばん若い番号の的球に当たりさえすれば、その後の動きによって偶然に9番ボールがポケットされても勝ちは勝ちです。

 

ま、けっこうダサいですけどね・・・^^;

 

 

また、ブレイクショットの際に9番ボールがポケットされる、いわゆるブレイクエースについて・・・。

 

これはラックの構造上、入りやすいとされるフット側のコーナーポケット2ヶ所については認められないとするルールが主流のようです。

 

 

この場合は、9番ボールをフットスポットに上げ戻してプレイを続行します。

 

ブレイクショットで9番ボールしか入らなかった場合でも、何かが入ったことに変わりはないので、そのプレイヤーが続行できます。

 

■ファウルとフリーボール

ナインボールにおいて、ブレイクショット時のファウルで相手プレイヤーに選択肢が与えられるシーン(下記『ポイント』参照♪)以外においては、相手プレイヤーには手球フリー(フリーボール)の権限が与えられます。

 

ファウルとなる状況は次のとおりです。

 

・ショットした手球が、テーブル上のいちばん若い番号の的球に最初に当たらなかった場合(ノーヒット)

・ショットした手球が最初にいちばん若い番号の的球に当たったが、手球も、どの的球も1回もクッションに入らなかった(届かなかった)場合(ノークッション)

・ブレイクショットの際、手球を含む4個以上のボールがクッションに当たらなかった場合

 

ポイント

ブレイク時のファウルについては、相手選手は以下のいずれかの対応を選ぶことができます。

・ラックを組み直して、自分がブレイクをやり直す

・ラックを組み直して、ファウルした選手にブレイクをやり直させる

・現状のまま、フリーボールからプレイを進める

 

フリーボールは好きな場所に置いてイイわけですが、それだけに、

「どこに置けば良いのか悩んでしまう・・・」

といった声が聞かれます。

 

そんな方には次の記事がちょっとだけお役に立てるかも♪

 

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さて、上記以外にも、ビリヤード競技共通の下記のファウルが適用されます。

 

・スクラッチ
ショットした手球がポケットに落ちてしまった場合

・球ざわり
ショットの際などに、キュー先のタップ部分以外の部位が、手球、あるいは的球に触れてしまった場合

※ 身体や毛髪、衣服等が触れてもNG。

・場外球
手球、あるいは的球がテーブルの外に飛び出してしまった場合

※ ナインボールにおいては、9番ボール以外の的球が飛び出した場合はテーブル上に戻さず、ポケットされたものとしてプレイ続行。

・二度撞き
1回ショットした手球を2回以上撞いた場合

※ 手球から、チョーク1個分以上の間隔のない位置にある的球を撞く場合は、キュー先を的球のない方向に逸らさない限り、そのショットは二度撞きと見なされます。

以前は「プッシュ」をコールすることで認められた時期もありましたが、現在はダメみたいですね・・・。

・両足が床から離れる
ショットの際に両足が床から離れた場合

※ ショットの際には必ず、いずれかの足が床に触れていなければならず、両足が床から離れた状態でショットする行為はファウルとなります。

・目印
目印を付ける、あるいは置く行為をした場合

※ ショットをする際に、狙いを定めるための目印を付けたり置いたりする行為はファウルです。

 

 

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ゲームの進め方

ナベ
ではでは、ルールを把握したところで、ゲームの進め方について説明するよ♪

 

■バンキング

先攻後攻はバンキングによって決めます。

 

仲間内や3人以上の場合にはジャンケンで決めちゃうことが多いけど、1対1でプレイする場合には、バンキングを採用するのが適当でしょう。

 

バンキングってのは、下図のように、短クッション側に2人並んでボール(平等にお互い的球で♪)を対面の短クッションに向かってショットします。

 

戻ってきたボールが手前の短クッションにより近い方が先攻を取ることができます。

 

 

■ラック

ブレイクショットをするプレイヤー自身が、自分でラックを組みます。

以前は相手プレイヤーによるラックが主流でしたが、現在はこの「セルフラック」が一般的です。

 

また、ラックの際には「ラックシート」を利用するのも現在の主流です。

 

三角形のものやゾウリムシみたいな形のものなどありますが、使い方は一緒。

先端の穴をフットスポットに合わせて真っ直ぐに置き、先述の並べ方どおりに的球を配置します。

 

ボールをスライドさせて置くとシートがよじれるので、上から置くようにするのがイイかもしれませんね。

 

また、シートとボールの相性でボールとボールの間に隙間が生じることがありますので要注意であります。

 

※ ボールに隙間がある(浮いている)と、ブレイクショットの際に上手に散らすことができませんよ。

 

■ブレイク

ブレイクショットは、ヘッド側ツーポイント以内(キッチン内)の任意の場所に手球を置いて行います。

 

 

現在は上図ののように、クッション際にて手球を置いてショットする「サイドブレイク」が主流です。

 

1番ボールに上手く当てれば、ショットした側のラックサイドのボール(上図の7番ボール)がポケットされる率が高いです。

 

また、厚みや力加減によって、上図矢印のように手球&1番ボールをコントロールできれば、ブレイクランアウト(マスワリ)の可能性も高くなりますね。

 

ただ、最近の試合によっては、ブレイクショット時には3個以上のボールがキッチン内に届かなければダメ・・・みたいなルールを採用する場合があるようです。

 

ソフトブレイクを禁止する傾向から加わった新ルールだと思いますが、強いブレイクショットが出来ない人には辛いですね・・・。

 

 

ちなみに、私の全盛期(?)には、図の②や③の位置からショットする俗に言う「キラーブレイク」が主流でした。

 

このブレイクをすると、9番ボールがけっこう動いて、ブレイクエースの確率が増すように感じます。

なぜか今は、あまり歓迎されない雰囲気がありますけどね・・・。

 

また、ブレイクショットの権利は9番ボールをポケットして、そのラック(ゲーム)のポイントを取ったプレイヤーに与えられるのが基本です。

 

でも、現行の試合(とくに大きな大会)では、公平を期するために「交互ブレイク(オルタネイトブレイク)」を採用するケースが多いようです。

 

ほら、上手な人同士だとワンサイドの展開になる場合が多いでしょ?

それだと観ている側も面白くないでしょうからね。

 

ブレイクショットのコツについては、次の記事が参考になる・・・かもしれません♪

 

関連記事>>>ブレイクショットのコツとは?理想のショットを実現する方法を検証!

 

 

さて、以上、「ナインボールのルールとゲームの進め方」について解説させていただきました。

 

マスワリ量産に向けて、頑張ってください♪

 

 

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