ナインボールやテンボールで、フリーボールの際に手球を置くべきポジション(位置、場所)について書いていきます。
ポケットビリヤードで、相手がファウルして回ってきたフリーボール♪
自分の都合に合わせて好き勝手な場所に手球を置ける、これ以上はない嬉しいチャンスですよね。
でも、発展途上のプレイヤーの中には、この機会を活かせていない残念な人が散見されるのも事実であります。
そこで、わりとありがちなシーンを例に、フリーボールで手球を置くべき場所と、ちょっとした理屈について書いてみようと思います。
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フリーボールは途中からゲームを組み立て直す大チャンス♪
ビギナー、と言うか素人の場合、なんでもかんでも真っ直ぐに置いて、目先の球だけを落とそうと躍起になります。
この「とにかく真っ直ぐに置く」という行為・・・。
その的球をポケットできたとしても次へ繋げられないってわかるでしょ? って。
ひどい場合だと、ポケットしてから「次はどれだっけ?」みたいな・・・。
けっこう多くの人が、ド素人のころに経験あるんじゃないでしょうか?
ま、一個でもポケット出来れば嬉しいってレベルなんだろうけど・・・。
でも、少しでも上達したいと言うなら、せっかくのフリーボールというチャンスを活かす工夫が大切になってきます。
上級者のゲームでは、相手のミスなんて期待できません。
でも、そこにもし、手球スクラッチ♪ なんてシーンが巡って来たとしたら、これは願ってもない大チャンス♪ ですよね。
さて、まずは基本的な話から・・・。
フリーボールで理想的な手球の置き場所は、ストップショットでポケットできる位置ですよね?
でもこれは、そうすることによって「適切なNEXTにポジショニングできること」が前提となります。
手球を止めた位置が、絶好のNEXTポジションでなければ意味がありません。
なので、フリーボールと言えども、ポジショニング(出し)のためにフリを付けて置いたり、押したり引いたりして手球をコントロールしなければならないわけです。
これを読んでくれている方の中に、もし、
「でも、フリを付けたら入れられない・・・」
なんて思っている人がいたら、ゲームをする前にガッツリと練習しましょうね♪
このブログでも、厚みの見方や狙いの定め方に関するヒントには触れております。
でも、いずれにせよ、自分自身で体得するしかないのであります。
なので、こればっかりは、どんなにカワイイ女の子に、
なんて言われても、悲しいかな涙と鼻血を出しながら、
としか言えないのであります!
さて、フリのある球をある程度ポケットする自信がついたところで、フリーボールの際にどんなことを考えて手球を置く位置を決めるべきなのか、ちょっとだけお話ししたいと思います。
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フリーボールで選ぶべき手球のポジションとは?
フリーボールで選ぶべき手球のポジションとは、
「楽に先球を入れられて、楽にNEXTへ手球を運べる位置」
だと思うんです。
次の的球を狙うための適切な位置、
トラブルボールのブレイクのために適切な位置、
セイフティーのために適切な位置、
いずれにしても、目的(手球を思ったところへ運ぶ)のために、最良の位置へ置くってことですね。
もっとも、状況は実に様々なので、ヒントめいた例だけを挙げて説明してみたいと思います。
まずはこれ、ストップショットでイイんじゃね?って配置です。
上図のように、お好みで狙うポケットを選べるとっても楽チンな状況であります。
次に、おいらなりに意見したいのが下図のような配置・・・。
残り3つの取り切りを例にしております。
7番をフリーボールで入れて8番に出すわけですが、理想的なNEXTゾーンは上図の位置になろうかと思われます。
ここで、7番をサイドポケットに入れて出すとして・・・
“右利き”のおいらの場合には迷わず下図のように、軽いフォローショットで取ります。
でも、下図のようにドローショットで取りに行く人もいるんじゃないかなと・・・。
ここで持論なんですが、
フォローショットは、転がすという距離感のつかみやすいショット。
でも、ドローショットは、ラシャとの摩擦など環境に左右されやすい部分もあって、予測しにくいショットだと思うんです。
少しでも引くためには、そこそこキューを出さなければならないので、撞点の高さやキュースピード、力加減といった、とてもデリケートなコントロールが要求されます。
それに対してフォローショットの場合は、上図の程度の距離を転がすだけなら、かなり容易に加減できますよね。
8番に対して真っ直ぐになりすぎないように、微妙にフリを付けてポジショニングすることも楽にできると思います。
続いては下図のようなシーン・・・。
9番を図の下側のサイドに取りに行きたいなぁ~と言う場合です。
べつに、上図のように直に出しに行ってもイイんですけど、これまたけっこう加減の難しいショットであります。
こんな場合、おいらはできる限りクッションを利用して下図のように取ります。
これまた持論なんですが、直に出そうとすると加減が難しいのに加えて、NEXTゾーンを横切る(垂直)方向に出しに行くことになりますよね?
これって、ヘタすると次の球に対してフリが逆になっちゃいます。
NEXTゾーンって縦長になっているものなので、できればそれに沿って水平方向に手球のコースを取るのが理想だと思うんです。
なので、そんな意味も含めて、わざわざクッションを使ってでも、加減の分かりやすいフォローショットでポジショニングしたいわけであります。
「その“加減”ってのが難しいんだよ」
って声が聞こえてきそうですが、ある程度ストロークが安定した人なら、ちょっと練習すれば感覚が分かると思うんですけどね・・・。
また、
「フリの大きさと手球が進む方向の予測ができない」
って言う人もいると思うんですが、フリの大きさ(厚み)と撞点による手球の出る方向については、やっぱりあれこれ試しながら練習するしかありませんね。
ちなみに、基準としては下図が参考になるかも・・・♪
「バタバタとは?事例やコツを紹介!ビリヤードのショット&コントロール!」って記事でも書いたんですが、
手球が完全な無回転状態で的球に当たった場合、手球は、フリの大きさ(厚み)にかかわらず、的球の進行方向に対して直角(90°)の方向へ進みます。
いわゆる『90°分離』ってヤツですね。
これを基準として考えれば、撞点をどれくらい調整すれば意図する方向へ手球を走らせることができるのか、多少は分かりやすいかと思います。
また、撞点の役割についてもっと詳しく知りたい方は、こちらが参考になるかも・・・♪
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ふむふむ メモメモ。 また教えてください。^^
すとる様
コメントありがとうございます♪
おいら、けっこう感覚だけで書いているんで、
なんか解せないなぁ~ってところがあったら、
遠慮なくご指摘くださいね♪
またのお越しをお待ちしております!!