「逆をヒネる」って言うと、“手球を強引にコントロールする” という印象を持っている人もいるんじゃないでしょうか?
確かにそういう側面、使い方はあるけど、そればっかりではないんですよ♪
手球のコースを微調整するために、ほんのちょっぴり効かせるスパイスのような働きだって多いんですから。
とくに、手球をクッションさせる際の入射角に沿って逆ヒネリを使うことは、むしろ合理的とさえ思います。
ハードショットが必要か?ってな場面でも、逆ヒネリを使うことによって、手球を“流す”ように運ぶことができることがあります。
こんな時には、むしろ手球に無理のない動きを促して、自然な“出し”を実現できるように感じるんです。
おそらく上手な球って言われるプレイの1つには、手球の自然な動き、流れをコントロールできているプレイスタイルってのもあるんじゃないかと思うんですよね♪
そんなわけで、こんなに便利な逆ヒネリを使ったポジショニングの“代表例”を、思いつくだけご紹介してみたいと思いますよ!
例によって、図に示した手球のコースは適当です・・・ま、雰囲気だけってことで・・・♪
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見た目もキレイで自然!逆ヒネリで回して出す!
まずは、逆ヒネリで手球を回してコントロールする例です。
見た目にもキレイだし、極端なハートショットも必要なく、手球も流れるようにコントロールできるので自然な感じです♪
2番ボールを囲む手球のラインを読むことがポイントですかね。
薄めの厚みに対して、けっこう強いドローをかけることになりますが、ヒネリ加減とのバランスがキモになります。
逆ヒネリでの大回し・・・。
2クッション目を左上コーナーに向かって “深め” に入れたいので、撞点が高すぎないように注意します。
ヒネリすぎると厚みを捉えにくくなるし、ショットが弱かったり撞点の高さを誤ると、出しが中途半端になったり、右下のコーナーにスクラッチ・・・なんてことにもなります。
いわゆる『切り返し』ですね。
ソフトなタッチのショットで、ほぼ、目一杯のヒネリだけで手球を走らせます。
けっこう昔から頻繁に使っていたコントロールですが、『切り返し』という呼び方を知ったのは、ここ数年のことでした・・・。
師匠の球を見て覚えただけだったので、けっこう知らない用語がいっぱいあります・・・(苦笑)。
おいらが好んでよく使う出し方です。
人にもよるだろうけど、おいらの場合は、画面上の長クッションを経由することで、力加減やコースをイメージしやすいんですよね・・・。
これはけっこうバチコーン!って撞くパターンです。
7番がいなければ、長クッション~長クッションの『バタバタ』で出すんでしょうね。
でも、おいらにとっては、7番がそこにあるお陰で、むしろ楽に手球を出せるラッキーな配置です♪
強すぎるくらいのショットでも、うまい具合にスピードが “死んで”くれたりします。
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ちょっと強引?ピンポイントにコントロール!
お次は、ちょっと強引かもしれませんが、逆ヒネリで手球の動きをコロしたり、クッションで立たせたりするコントロールです。
ショットの強さに比べて、手球がググッとブレーキをかける感じが快感だったりします♪
かなり狭くて際どいゾーンにピンポイントでコントロールできるので、イザというときに便利ですよ!
『引き』と、それに対する『逆ヒネリ』で相殺される手球の動きを利用しています。
薄い配置でありながら手球の移動距離が短いんですが、その割にはけっこう強めにショットします。
慣れるとかなり使えるし、応用もできるピンポイント出しです。
ノー(ヒネリ無し)で撞いたら、自然の順ヒネリがかかって出すぎちゃいそうなシーン・・・。
それを見越して、逆ヒネリを入れておくと、同じ手球の軌道でもキュッとブレーキをかけられます♪
『さらラシャ(新しいクロス)』の場合には手球が滑るので、ちょっと加減が必要です。
でも、何もしないで恐る恐るキューを出すのに比べて、しっかり撞くことになるので、ショットの安定感はずっと増すと思いますよ♪
8番ボールに対して『くの字』ってだけで難しいと思う人がいることでしょうね・・・。
ってか、この図・・・ちょっと8番への厚みが薄すぎたかな・・・!?
ま、こんな配置のときに、けっこう強めの逆ヒネリのショットが有効なんですよって話です♪
試しに練習してみてくださいな。
知っているのと知らないのでは、まるで違うと思いますよ♪
あと、“強引”って意味では次のようなショットもありますよ。
逆下を撞いたバタバタみたいな感じなんですけど、手球を、画面上の長クッションに入った瞬間にヒネリで右下に持って来るイメージです。
けっこう強烈にキューを効かさないと出て来ないんですが、キマると気持ちイイんです♪
ほかにもっと楽な出し方があることが多く、なかなか使う場面がないんですが、ま、イザってときの備えに覚えておいてもよろしいかと・・・。
レパートリーは多いに越したことはないですからね。
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