セーフティ、セーフティー、セイフティー・・・どの表記が正しいのかよく分かりませんが、英語で書くと「Safety」ですね。
ポケットビリヤードのゲームでは一般的なプレイであり、上手なセーフティはシュート同様に「ナイス・ショット」なんですな。
もっとも、おいらが現役のころには、
「下手なセーフティ、休むに似たり」
ってなもんで、可能な限りシュートを狙う!ってのが主流だったように思います。
でも今では、勝つためには必要不可欠なテクニックだと思うし、当時は無茶なプレイをしていたもんだと自虐的に回想しておりますよ。
さて、そんなわけで、今回はこのセーフティってやつを知識の範囲内であれこれご紹介してみようと思うわけであります。
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基本的なセーフティ
まずは、基本的なショットからご紹介しましょう♪
ある程度正確な撞点や力加減が身についていれば、容易に実践できるセーフティです。
●厚く当てる(的球を走らせる)
これは基本中の基本ですよね。
若干左に振って、手球を5番ボールに密着できれば大成功です。
さらに1番ボールを9番の裏あたりに運べればベストですね。
撞点は、上図の場合なら中心より、ほんの気持ち上くらいで、わりとしっかり撞いてイイんじゃないでしょうか。
5番ボールに着けたいばかりに加減を躊躇すると、かえって中途半端な位置に手球が止まっちゃうものですよね。
1番ボールと入れ替わるように手球を運び、クッションから3番ボールの影にとどめます。
けっこうデリケートなタッチになります。
上図の場合、撞点は右のやや上でスーッと撞く感じかと思います。
●薄く当てる(手球を走らせる)
多くの場合、セーフティでは第1的球に対して薄く当てることになると思います。
薄い球自体が苦手な人には、けっこう難関かも・・・。
1番ボールに薄く当てて、4番ボールの影に隠しつつ、手球をを7番&2番の裏に持っていきます。
撞点は左下で、キューをスーッと出して手球をころし気味に運ぶとイイのかも・・・。
左の短クッションまで距離があり、回転が変わるんで、ショット時にヒネリの加減を極端に抑える必要はないと思います。
1番ボールにはかするだけで、ほぼ手球だけをコントロールする感じですかね。
1番に薄く当てて、4番ボールに当てて止める感じです。
その際に7番ボールの影に隠せれば、よりベターです。
手球は、左上のヒネリで5番&2番の裏に持って行ければ文句なしですね。
これも1番ボールに薄く当てて5番ボールの裏に隠しつつ、手球を短から長~長とクッションさせて回します。
上図で言えば、手球のいきおいがなくなる寸前に4番ボールに当てて止めることができれば、ベストの位置になると思います。
プラスツーシステムを知っていれば、手球のコースを予測しやすいですね。
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5番ボールと9番ボールを挟むように、1番ボールと手球を分けて隠しちゃいます。
上図の場合だと、左下を撞いて手球をころす感じがイイと思います。
キュー先に手球を乗せるイメージで、タップと手球の接触時間を長くするように、フォロースルーをしっかり出すのがコツです。
1番ボールを薄くナメた直後に、手球が失速するような動きを期待したいですね。
上図のような場合、これはもう手球のコントロールが最優先です。
1番ボールに当てる厚みにもよりますが、逆ヒネリ(上図では右ヒネリ)がポイントですね。
上図の場合だと、下を撞いて手球をころしつつ、右ヒネリで長クッション~短クッションと回すようにして、8番ボールの裏に密着するように隠せればGoodです。
そんな球が回ってきたら、おいらなら泣いちゃいます・・・。
これ、スリークッションで言う「箱球」っぽい形で手球を回します。
上図では、手球と1番ボールを、7番ボールを挟んで隠れる位置にコントロールしています。
上図の場合の撞点は、ちょい真右くらいでスッと撞く(ちょん撞きはダメ)感じかなって思います。
もし隠れなくても、直接は狙えない配置になるという、とてもオーソドックスなセーフティですね。
縦に距離のあるパターンだけど、これも箱球っぽい形で回しています。
まずはテーブル全体をよぉ~く観察して、このセーフティのアイデアに気づけるかどうかがミソです。
上図では5番ボールと6番ボールを挟んで隠すようにコントロールしていますが、距離が長いので加減が難しいかもしれないですね。
この場合は、ちょい右下の撞点で、ややドローを効かせつつもスーッと持っていけるとイイんじゃないですかね。
>>後編はこちら♪
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