ビリヤードをプレイする上で、フォームやストロークについて悩むのは宿命とも言えるくらいのテーマだと思います。
きっと誰もが、とくに発展途上のプレイヤーであれば、たいていの人が同じ思いにとらわれているんじゃないでしょうか・・・?
なので・・・
これからA級を目指す人で、フォームやストロークに悩んでいるのなら、まずこう提言しちゃいます!
「自分のストロークが安定していないと思うなら勇気を出してフォームを改善しよう!」
ヽ( ̄TT ̄)ノ
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「真似る」のはすべての競技の基本!
センターショットなんかをやってみて、どうも自分のストロークがブレる、安定しない、なんて思う人も多いと思います。
もちろん、おいらにも経験があるし、今だってちょくちょく悩みます。
でもショットのたびにストロークに神経を使って撞くなんて、けっこうな負担ですよね。
できることなら改善して、自信をもってキューを撞き出したいものだと思います。
で、思い切ってフォームの改善をしようと決めても、何をどうすればイイのか判然としない・・・。
(。-_-。).。oO
そんな場合には、やはりお手本を見つけることが重要だと思うんです!
野球だってゴルフだって、剣道だって空手だって、ボウリングだってダーツだって、どんな競技でもお手本を真似ることから始めますもんね♪
手本にすべきプレイヤーの見極め方とは?
では、どうやってお手本を見つければイイのか・・・?
まずは、プロも含め、上級者のフォームをよく観察することから始めましょう。
身の周りの上級者だっていいし、YouTubeなんかの動画からでもイイでしょう。
それもできるだけ多くの人のスタイルを観察することです。
そんな中から、おいらが参考にするとすれば、以下のような特徴を備えているプレイヤーです。
構えに入ってからショットまでが一定のリズムの人
ほぼこれ一点ですね♪
理由は、
「このタイプのプレイヤーは、フォームとストロークが安定していると思われるから」
です。
多少のズレや経験に伴う慣れもあるとは思いますが、ショットに自信を持っていることが伺えます。
こんなタイプのプレイヤーのフォームは、けっこう自然体で無理のない構えだったりします。
逆に、参考にしたくないのは、構えに入ってからショットまでに時間がかかる人です。
いくら球が入っても、いくら上手な取り方ができても、そんな人のフォームやストロークには、きっと何かしら問題があると想像されるからです。
ま、慎重、几帳面、心配性といった性格面から来ているケースもあるでしょうけど、いずれにしても手本にするには頼りないですよね。
例えば、フィリピンのエフレン・レイズ、ジェフリー・イグナシオなんかは手本にしたいタイプです。
あ、おいらの師匠だった後藤章二氏も見事に前者に当てはまりますね。
常に、チョン、チョン、すぅ~(テイクバック)、パコーン、っていうリズムでした。
あとは誰がいるかな・・・ま、ちょっと探してみてくださいな♪
え、おいらですか?
おいらは、スッ、スッ、スッ・・・すぅ~、パコーン、って感じかな・・・?
ナンダカヨクワカラン(ο・д・)(・д・`ο)ネー
お手本になりそうなプレイヤーが見つかったら、頭の先からつま先まで、前から横から後ろから、そのフォームを徹底的に観察&分析してみてください。
たぶんキモになるのは、レスト、グリップ、肩、肘、そして両足の「位置関係」だと思います。
で、違和感を我慢しながら真似してみるんです。
鏡か窓ガラスに映る自分のフォームと比較しながら・・・。
さらにセンターショットなんかでキューの出方をチェックしながら・・・。
案外それが自然体だったりするし、これまでのフォームに無理があったことに気づくかもしれません。
親しい人に動画で撮影してもらってもイイですね♪
そりゃ、身長も体型も違いますから完全コピーなんて不可能でしょう。
でもきっとヒントになる特徴はあるはずなんです。
それでは、おいらが個人的に気づいた、自然体を実現するためのポイントについて語っちゃおうと思います♪
(  ̄◇ ̄)ノ
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ポイント1 脇を開かない
まず1つ目のポイントは、
「理想的なプレイヤーの多くは、必要以上に脇が開いていない」
ってこと・・・。
別の言い方をすれば、
「キューを持つ腕の肘やグリップが胴体から離れていない」
ってことです。
後姿を見た場合、肘が肩より内側に位置しているプレイヤーが多いくらい・・・。
それを真似るために、キューが自分の”みぞおち”辺りを通るように構えてみたりした懐かしい昔・・・(苦笑)。
一見、窮屈そうに感じられるこれらのフォームから、彼らは実にしなやかで長いフォロースルーを実現しています。
で、どうして脇が開いているとダメなのか? っていうと、身体の構造上の理由からなのか、ショットの瞬間にどうしても脇を閉じてしまうからなんですよ。
典型的なプレイヤーだと思うのが、アメリカの元チャンピオン、マイク・シーゲル氏であります。
で、YouTubeにその瞬間をとらえた動画がありましたんで、ご紹介します。
脇が開いているから、ショットの瞬間に肘を閉じてしまうところがハッキリ見えます。
よくこれでキューが真っ直ぐに出るよなぁ~、ってくらい・・・。
おそらくご自分なりの方法でキュー出しをコントロールしているんだと思いますが、自然体とはほど遠い無理な姿勢だと感じます・・・。
どうりでチマチマした球を撞くわけです。
もっとも、試行錯誤してこのフォームにたどり着いたんだろうし、それなりの利点もあるのかもしれませんが・・・。
いずれにせよ、チャンピオンになるくらいだし強いのは認めますが、決して「上手い」とは言いたくないプレイヤーですな・・・。
あ、ちなみに、相手をしているフィリピンのホセ・パリカ氏・・・。
地味だけど、本来はめちゃくちゃ上手いです。
でも・・・、
後藤章二師がブランズウィックオープンで優勝した際に2回破っているんですよ。
2回目は後藤師に負けたパリカ氏が、敗者から復活してきてのリベンジ戦だったようですが、見事に返り討ちにしたってわけです。
ポイント2 肘からグリップまでが垂直
自然体に見られるポイントのもう1つ・・・。
それは、構えたときに、
「肘からブリップまでが直角かそれより多少狭い角度で下げられている」
ってこと・・・。
ときどき、基本フォームからしてテイクバックしたかのように肘が開いている人を見かけます。
下図の下の方のようなイメージですね。
この状態では、
テイクバック ⇒ インパクト ⇒ フォロースルー
といった自然な動作が制限されちゃいますよね。
ポイント3 キュー先が”お辞儀”しない
それから、アメリカの往年のプレイヤーに多いケースなんですが、インパクト直後にキュー先が下がる・・・いわゆる「キュー先がお辞儀する」人がいます。
これ、ある程度は仕方ないんですが、故意にやっていたり、あまりに目立つようなら、できれば直した方がイイと思うんですよね・・・。
手球の勢いをコロしたい場面でとくに見られるんですけど、これが日常的なキュー出しになっているとしたらよろしくないと思います。
なぜなら、上から押さえつけるような力を与えると、手球がカーブしてしまう原因にもなるからです。
キュー先からいかに正しい情報を手球に与えるかってのが大切なわけで、手球を素直に前に進ませるためには余計な動作ですよね。
実はこれ、おいらがビギナーの頃に後藤章二師や諸先輩がたから注意されたことなんですよ・・・。
あ、意識しなくても、自然とできるようになるはずなんで、妙に気にしないでくださいな♪
「肘から下だけを動かしてショットする」
といった基本ばかりを意識しすぎると、陥るパターンみたい・・・。
インパクトのあとのフォロースルーを思えば、これまた身体の構造上、自然に肩は動くし肘は下がるんですよね。
肘から下だけを動かすように!って言うのは、あくまでもインパクトの瞬間までなんじゃないかと思います。
と、まぁ、あれこれ個人的な意見を言っても混乱するだけだと思うのでこの辺で止めときます。
とにかく、まず、スタートはここ「より良いフォームを身につける」ということからだと思うんです。
ぜひとも頑張って研究してみてください!
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