こんにちは♪ ナベです。
おいらが運営しているFacebookページ「SPOLAN LEGENDS」の共同発起人でもあるUさんから、以前教えてもらった動画を思い出しました。
手球のクッションからの出しを撞点とショットスピードを駆使してコントロールする練習動画なんですが、それを観てみたら、なかなか参考になると感じたんです。
その動画というのが ⇒ これ です♪
やってみると分かるんですが、これだけ細かいピンポイントのコントロールとなると結構難しいです。
でも、ネクストゾーンをもう少し大雑把に設定して練習することから始めれば、アバウトながらかなりの感覚が養えると思います。
で、動画のアングルではイメージしづらい部分もあるので、図に表わしておいらなりに解説してみることにしましたよ♪
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【前半】フォローショットで手球をクッションからポジショニング
まずはこの動画で紹介している練習法(ドリル)で、どのような配置にボールをセットしているのか確認してみましょう。
動画のアングルからは感じませんでしたが、上図のように俯瞰して見てみると意外なくらいフリの小さな配置ですよね。
では、1ショットずつ詳しく検証して行きましょう。
【SHOT1】
分度器を目安として表示させていますが、特に深い意味はありません。まぁ、何と言うか、雰囲気です(笑)。
手球の軌道はピンク色の矢印で表しています。
上図では、撞点は逆ひねりの真右3時の位置です。
ショットは弱く、的球に当たった手球はフォロー回転になっています。クッションからひねりの回転だけでコントロールするくらいのイメージですね。
動画よりも強くショットすると、的球に当たった手球はもっと横に弾かれ、上図の短クッションに対して垂直方向に入るため、クッションから出た手球の到達点はもっと上に変わります。
【SHOT2】
撞点は逆ひねりの右上1時半の位置です。
このショットもキューを効かすことなく、手球の回転だけでコントロールしている感じです。
【SHOT1】よりもひねり度合いが少ない分、クッションからの出が半ポイント分ほど「立って」います。
【SHOT3】
撞点は逆ひねり右上1時の位置です。
手球がクッションに入る位置は【SHOT2】とほぼ同じで、ひねりの度合いだけでポジショニングをコントロールしています。
【SHOT4】
撞点は逆ひねりの右上12時40分くらいの位置でしょうか。
このショットでも手球がクッションに入る位置が同じなので、ショットスピードを調整して手球のひねりの度合いだけでコントロールするように努めている感じです。
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【SHOT5】
撞点は逆ひねり右上12時半くらいですかね。
【SHOT4】と比較すると、ひねり加減は実に微妙な違い(半タップ程度?)ですが、手球の到達点はレールのポイント1つ分ほども変わってくるんですね。
【SHOT6】
撞点は真上12時の位置で、手球がクッションに入る位置はこれまたほぼ同じです。
ここまでのショットも同様ですが、的球に当たった手球は、画像下部の短クッションまでカーブを描いて入って来ます。
この程度の小さなフリの配置でも、フォローショットの際の手球の膨らみは意外なくらい大きいことが分かりますね。
【SHOT7】
撞点は真上12時の位置ですが、中心寄りに1タップ分ほど下がって来ました。
その分、的球に当たった後の手球の軌道は直角に近づき、短クッションへの入り方も垂直に近くなっています。
【SHOT6】もそうですが、ひねりに頼らず上下の撞点だけで手球をコントロールしています。
【SHOT8】
撞点はさらに下がって、中心から1タップ分ほど上の位置です。
撞点が下がった分、手球がクッションに入る位置も【SHOT7】より垂直方向へ寄って来ました。
撞点は中心より気持ぉ~ち上ですが、的球に当たった際の摩擦による微細な順ひねり(上図では左ひねり)と、若干のフォロー回転とが上手に相殺されて、手球がクッションから出る方向はほぼ垂直ですね。
【SHOT9】
撞点は真ん中、ショットスピードもこれまでのショットと大差はありません。
【SHOT8】と同様、手球のセンターを撞いても、的球に当たった手球には摩擦による微細な順ひねりが入ります。
なので、クッションから出る手球のコースは思った以上に自分側(撞き手側)に寄って来ます。
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【後半】ドローショットで手球をクッションからポジショニング
【SHOT10】
撞点は中心より微妙に順ひねり左下です。
手球がクッションに入る位置は【SHOT9】とほぼ一緒ですが、的球に当たった摩擦による順ひねり回転に微細な順ひねりを更に加えてコースをコントロールしています。
【SHOT11】
撞点は中心よりやや順ひねり左です。ドローショットではないですが、順番的にここでの出番となりました。
ショットスピードを若干強めにして、手球がフォロー回転に変わる瞬間くらいにヒットするように撞いているようです。
その際の手球がクッションに入る角度と、【SHOT10】より若干多めの順ひねりとで、手球のコースを広げています。
【SHOT12】
撞点は半タップ~1タップ程度下でしょうか。
ひねりを入れずに(厳密に言えば接触時の摩擦による微細な順ひねり)、この撞点とショットスピードとのバランスだけで手球をコントロールしています。
この辺からショットが若干強めになって来ますね。
【SHOT13】
撞点は同じく真下ですが、先程より更に1タップほど下がっています。
理屈は【SHOT12】と同じで、この撞点とショットスピードだけで手球をコントロールしています。
【SHOT14】
撞点はほぼマックスの真下です。
ただし、キューを効かすのではなく、あくまでも的球に当たった後の手球の方向をコントロールするための撞点です。
このショットスピードでこの到達点を目指すからこその撞点ですね。ショットスピードが速い(強い)と、必要以上にドローが効いてしまいます。
というわけで、クッションからのポジショニングの練習動画を観て来ました。
ショットスピード(ショットの強弱)、キュー出し、フリの大きさ、手球と的球の距離、といった状況によって変わってきますけど、目安としてはとても役立つ練習方法ですよね。
こうした練習の積み重ねが、プレイの感覚を養ってくれるんでしょう♪
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