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PERIキューEXシリーズレビュー!キレやトビは?打感と性能をチェック


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こんにちは♪

なぜか安価なキューに興味津々なナベです。根が貧乏性なんでしょう(笑)。

 

さて今回は、HOWキューの次に気になっていた「PERI」キュー「EXシリーズ」をレビューすることになりました。

スコットランド出身で2017年の「USオープン」チャンピオンでもあるジェイソン・ショウ選手が使っている(サポートされている?)ことで話題になっています。

 

どんなキューなのか気になってしまったので、早速取り寄せてみました♪

 

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ジェイソン・ショウが使う「PERI」とは?

 

詳しいことは判らないんですが受け売り情報によると、1993年に設立されたビリヤードテーブルの販売会社が、2011年に中国の天津に近代的な工場を構えると同時に立ち上げたブランドが「PERI」なんだそうです。

なるほど、だから中国のショップが数多く取り扱っているんですね。

 

PERIキューのシリーズは数多くあるものの、中でもスタンダードなモデルの内、最も安価なのが「EXシリーズ」ということのようです。

随分と個性的なデザインのものが多いですね。いずれも3万円前後という価格帯であることから、少なくとも模様の全てがインレイではないと想像します。(※ 後述)

 

ちなみにこの価格は、HOWキューとは違って日本で購入しても中国から取り寄せても、ほとんど変わりません。

ただし、この「EXシリーズ」に関して言えば、流通量は中国の方が遥かに多いでしょう。

 

またまた受け売り情報ですが、PERIキューのシャフトは数年間寝かせた良質のカナディアン・メープル材を使っているそうで、それをプロテーパーに仕上げてあります。

作業工程も熟練の職人さん達が行っているとのことで、品質管理には力を入れている様子です。

 

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PERIキューEX-10のスペックや印象は?

 

当初は「EX-6」というモデルを購入しようと思っていたんですが、国内のショップと同様、中国のショップでも品薄になっておりました。すごく人気があるデザインなんだそうな・・・。

PERI「EX-6」

 

ということは多くの人が使っているわけで、へそ曲がりなおいらは一時「じゃ、やぁ~めた!」と思ってしまいました。

 

でも、やっぱりPERIキューのことが気になるし、Facebookグループでレビュー記事を書くと宣言してしまったので、何かしら購入したい・・・。

そこで、ショップの在庫を確認した結果、「EX-10」を入手することにしたのでした。

 

今回レビューするPERIキュー「EX-10」のスペックは次のような感じです。

バット
タイプインレイではなくデカール?
長さ29インチ
グリップ革巻き(黒)、ロゴ入り
ジョイントピン11山フラットフェイス
ジョイント接合部ウッド
シャフト
タイプノーマル、プロテーパー
長さ29インチ
先角ジュマ
タップ経13~13.1ミリ
ジョイントネジ穴樹脂
総重量:19oz

PERIキュー「EX-10」の模様はインレイではなくデカールでは?

おそらく、いや間違いなくバットの黒い部分は全てデカールだと思います。例えばフォアアームは元々メープル材で、そこに切り抜き模様を施した黒いデカールを貼っているんじゃないかと・・・。

そう考える理由を説明しておきますね。

 

模様部分を接写してみたのでご覧下さい。注目すべきはメープル材の木目です。個別に施したインレイであれば、このように木目が揃うことはまずないはずです。

 

2枚目の画像をアップにすると・・・。

 

メープル材の上から黒いデカール・・・間違いないと思うんですよね。手で撫でてみて、これっぽっちも凹凸感のないツルッとした感じなのもそのせいだと思います。

そもそも、これらメイプル部分が全てインレイだったら、機械化したとしても相当大変な工数だろうし、こんなお手頃価格では出せないんじゃないかなって・・・。

 

ま、デカールだろうと何だろうと丁寧な仕事ぶりは感じられるから、おいらは全く気にならないですけどね。もっとも、上位モデルはしっかりとインレイが施されていることでしょう。

グリップはレザーなんですが、これは何の革だろう・・・? 柔らかくてサラッとした感触から、豚革じゃないかと想像するのですが判然としません。

ジョイントピンは11山ということで、市販のハイテクシャフトと組み合わせるのは難しいかも知れないですね。

PERIキュー「EX-10」のシャフトの太さや硬さは?

そして特筆すべきはシャフトの太さであります。HOWキューのAPシャフトも太かったけど、これもまた太い! せっかくなので比較してみました。

 

向かって右側がHOWキュー「ZR-1」、左側がPERIキュー「EX-10」です。まったくと言ってよいほど同じ太さです。シャフトのテーパーもほぼ同一です。

 

ではシャフトの硬さは?って言うと・・・

シャフトを装着した状態でバットをブル~ンってした感じでは、HOWキューのAPシャフトよりは硬め・・・という程度の印象です。

よりソリッドなシャフトが好みの方にとっては、ちょっと柔らかいと感じるくらいでしょうか。

PERIキュー「EX-10」のウェイトボルトは?

で、今回試し撞きしたPERIキュー「EX-10」ですが、やっぱり軽い・・・。気になったので、どんなウェイトボルトが内蔵されているのか確認してみることにしました。

 

尻ゴムはネジ式です。割と楽に取り外せます。

 

覗いてみると奥の方にウェイトボルトが確認できました。プラス型の切り込みがあったのですが、プラスドライバーでは合わないため、大きめのマイナスドライバーを使って取り出しました。

約1オンスの芋ネジで、太さ約14ミリ、長さ32ミリです。

 

バット内のネジ切り部はシャフトと同様に樹脂製です。深さは約90ミリの位置までで、その先は埋まっています。

 

径やピッチが合いさえすれば、ウェイト追加は可能ということになりますが、ただし、追加すればするほどバットエンド側に重量がかさむわけで、いわゆる“ケツ重”になるわけですね。

先重なバランスが好みのおいらは、とりあえず何もせずに放っておくことにします。

 

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PERIキューEX-10の打感や性能は?操作性をチェック

さて、肝心の打感や性能についてレビューして参ります。

振ってみた感じは、やや軽いとは思ったものの、現状のバランスが良いのか振りやすい印象です。

 

そして、打感について・・・

最初に感じた印象は、インパクトが「軽い」ということです。ショットの反動はグリップに伝わって来るものの、手球にしっかり力が伝わっているのかはちょっと微妙で頼りない印象です。

なお、硬さについては、硬すぎず柔らかすぎず、といったところです。

 

また、気になるのは、ハードショットをするとパキ~ンという音がする時があることです。シャフトかバットに空洞でもあるんじゃないか?って思ってしまうような感触です。

 

先述のようにウェイトボルト用のネジ穴は90ミリくらいの深さがあって、太く短いウェイトボルトを底まで押し込んであるわけで、実際に、尻ゴムからこのボルトまでの間は空洞になります。

それに、深さ90ミリの位置で埋められているとは言ってもそれは埋め込まれた樹脂の底の部分なわけで、その先の木材部分にまた空洞がないとは言い切れません。

 

あるいは、樹脂底とウェイトボルトの接触部分に “遊び” があって、ショットによっては音鳴りがするのかも知れません。

 

パキ~ン音は、たまたまこの個体だけの症状かも知れませんが、もしかしたら、同じような症状を気にしている人もいるんじゃないかなと・・・(タップは浮いていないし、先角部分の構造に原因があるのかな?)。

追記:2019/05
ウェイトボルトを埋め込む穴に、クッション材としてコットンパフをちぎって丸めたものを詰め込み、そこにウェイトボルトを装着してみました。
するとどうでしょう♪ パキ~ン音がまったくしなくなりました!
おいらの仮設はあながち間違っていなかったようです。それからと言うもの、このキューは意外に(?)良い感じです♪

次に、キュー切れについて。

押しも引きも可もなく不可もなくといった印象です。ヒネった際のスピンの掛かり具合も一般的なレベルかなって思います。

普通にゲームをする上では問題のない範囲でしょう。

 

さて、トビ(見越し)の大きさについてですが・・・

これはけっこう小さめで、的球までの距離やショットの強弱による違いも少なく、楽に撞ける感じです。

ゲーム中は余計なストレスを感じないでプレイに集中できそうですね。あくまでも見越しについてだけの話ですが・・・。

 

というわけで総評すると、3万円前後でマイキューを買い求める初級者にとっては選択肢の1つになり得る・・・といったところです。

 

個人的には、ジョイントやバットスリーブ内のネジ切り部分に樹脂が採用されているのはなぜかな?ってことと(加工が楽なのかな?)、例のパキ~ンっていう打音が気になっているところではありますが。

 

言ってみれば、メインキューというよりも、ちょっと使いのセカンドキュー程度の位置付けなら、まあアリかも知れないという感じです。

同じPERIキューでも上位モデルになれば全然変わってくるんでしょうけどね。

 

以上、PERIキュー「EX-10」のレビューでした♪

 

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コメント

    • 匿名
    • 2019年 4月 14日

    失礼します。以前PERIに問い合わせたところ、すべてインレイであるとの回答だったのですが、本当にデカールですか?

      • nabe
      • 2019年 4月 14日

      コメントありがとうございます。あくまでも個人的な憶測です。私がそう考える理由となる検証画像を追記してみましたのでご覧になってみて下さい。

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