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WX900シャフトのレビューPart2!結局は見越しが必要?ノーマルからの乗換えは難しい?


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出典:mezzcues.us

 

 

過去30年ほどのノーマル(シャフト)使いのおいらが、メッヅの「WX900」を購入して試してみたレビューの第二弾であります。

 

前回の記事>>>WX900シャフトのレビュー!特徴や打感は?ノーマルから乗換えはアリ?

 

 

WX900シャフトの特徴について、おいらなりにザックリ言うと、

 

・314系並みにトビが少ない

・314系に比べるとパワーが劣る

・押し引きのキレ、ひねりの乗りは良い

・キュー出しや距離によって、けっこう手球がカーブする

 

といった感じです。

 

で、前回の記事から延べ15時間程度、WX900シャフトを撞き込んでみたわけですが・・・

慣れてきたって言えば慣れてきたんですけど、使い勝手に関する所感はあまり変化ありません。

 

そこで、根っからのノーマル使いだったおいらみたいな人にとって、

「今さらWX900並みのハイテクシャフトに乗り換えるメリットはあるのか否か」

について結論を出したいと思います。

 

なので、あらためて個人的に検証した結果をご紹介していきます♪

 

 

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ノーマル使いが気になってしまうWX900シャフトの特徴とは?

一番に気になるのは、芯撞きの際、撞点のブレにシビアだということです。

 

ノーマルシャフトにありがちな「遊び」の部分がなく、ちょっと撞点がズレると狙いの違いが如実に表れて見当違いの方向にハズしちゃいます。

 

なので、これまではけっこう気楽に撞けていた球でも、ちょ~しっかり狙わなくてはなりません。

 

これまでのおいらの狙いやストロークが甘かった・・・と言えばそれまでなんですが、長時間プレイするとこれがなかなかに負担であります。

 

 

さらに気になったのは、やっぱり順ひねりの際に薄く行ってしまう傾向についてです。

 

遠い球、薄い球、そしてマキシマムでひねりたい場合には、カーブを見越す必要があります。

 

そう、「見越し」が必要なんです!

 

思うに、「ひねった側」に微小なカーブが出て、そのために通常薄くズレる逆ひねりが丁度良い厚みになる・・・ということなのかな?

 

ってことは、順ひねりの際に薄くズレるのは当然と言えば当然・・・。

 

つまり、これまで多くの人が苦労した逆ひねりが楽な分、順ひねりでは見越しが必要になるって・・・そういうこと、なのかな?

 

ってことは、順ひねり、逆ひねり、どちらに見越しがない方が楽なのか・・・という個人の好みによるのかも・・・。

 

 

さらにさらに気になったのは、ネット上の感想にもよく見かける「平行移動」についてです。

 

見越しがない(?)から、「中心で狙いを定めてキューを平行移動するだけで入るよ」っていう、あれです。

 

ここには大きな落とし穴がありまして、かなりの慣れが必要だということに気づきました。

 

「平行移動」って簡単に言うけど、近い球ならたしかに楽なんです。

 

でも、遠い球になると、遠近感やら目の錯覚やらで、この「平行移動」ってのが実に怪しくなるんですね。

 

イメージボールや狙いのポイント、あるいは接点をしっかり目視して、精密に狙いを定めなくちゃなりません。

 

ノーマルを使う際に、自分の感覚だけを頼りに撞いてきたおいらは、この作業がかなりしんどいのであります。

 

 

あ、それからもう一つ気になるのが、手球の軌道がイメージに合わないってこと・・・。

 

上手く言えないんですけど、なんかその、手球の動きが直線的と言うか固いと言うか、柔軟性に欠けるような気がしてなりません。

 

いや、ホント、気のせいかもしれないんだけど・・・。

 

でもなんか、違和感があるのは確かなんです。

 

 

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ノーマル使いにとってもハイテクシャフトは楽なのか?

前の記事に書いたY氏の言う「楽だから」って言葉に触発されて購入したWX900ですが、これのどこが楽だと言うのか・・・!?

 

事実、ちょっと疲れたんで使い慣れたノーマルに持ち替えてみたら、これがスゴぉ~く楽チンなのであります。

イイ感じのペースでポンポンと撞けます。

 

そんなわけで、おいらにとってWX900シャフトは、戦力アップのためと言うより、狙いやストロークをシビアに矯正するための道具となりつつあるのです。

 

とにかく、おいらにとっては違和感の塊って感じで、ホントに練習用の難しいシャフトっていう存在になっています。

 

この先、もっと慣れてくれば「楽だから」なんて言える境地にたどり着くのかもしれないけど、

「そこまでしてノーマルから乗り換える理由があるのか?」

ってな印象ですね。

 

先に述べた「結局は見越しが必要になる」という点についても、

「だったら勝手知ったるノーマルの方が楽♪」

だと思います。

 

 

でも、このままじゃレビューにならないんで、もう少し・・・。

 

おいらなりに考えた「平行移動」ってやつのコツをご紹介します。

 

なんやかんや言っても、どうせ結局は「見越し」が必要になるってことを前提に考えました。

 

逆ひねりをガツンと利かせたい場合を例に説明してみます。

 

 

上図のように、キュー先を半タップ~1タップ程度ズラした点を手球の中心に見立てて、イメージボールの中心を狙います。

 

 

レストを支点にして、キュー先を実際の撞点にさらにズラします。

 

すると、あ~ら不思議♪ おおよそ「平行移動」した位置に構えることができます。

 

 

ただし、遠い球、ころし球、そして順ひねりの場合には誤差が生じるため、ケース・バイ・ケースで練習する必要があると思います。

 

特に大きな順ひねりの場合には、ノーマルで逆ひねりを使う場合に匹敵するくらいの見越しが必要になるように感じます。

 

おいらが試してウマくいった方法が下図のようなものです。

 

 

真ん中の撞点で構え、イメージボールの中心より1タップ~1.5タップほど、逆側にズラした点を狙います。

早い話が、ちょっと厚めに狙うってことですね。

 

 

レストを支点にして、キュー先を順ひねりの撞点にズラして撞きます。

すると、あ~ら不思議♪ しっかり入るじゃないですか!

 

感覚頼みの曖昧な狙い方ですが、おいらの場合はこれが一番高い確率でシュートできました。

 

近い球ならここまでする必要はありませんが、この方法なら、中距離~遠距離、そして薄い球に対しても、ほぼ同じ感覚で用いることができました。

 

どうやら、見越しがまったくないわけじゃないけど、ズレ方はほぼ一定みたいです。

 

ま、おいらの感覚も一定だということでしょか・・・?

 

この方法、「はぁ~?」って声が聞こえてきそうで参考にならないかもしれないけど、おいらはこれで入ったんだからしょうがないっす。

 

とにかく、順ひねりは薄く行くから自分なりの方法で見越すとイイよって話です。

 

根っからのノーマル使いから見たWX900シャフトを総括

さて、あれこれ言っちゃいましたが、まとめてみると・・・

 

・「平行移動」という狙い方が身に付けば、1タップ、2タップと微妙なひねり加減のショットでも狙いやすくなるかも

・ただ、いくら分かりやすい基準があると言っても、先述したとおり順ひねりに多く見られるような見越しは必要になる

・なので、これまでのノーマル同様に、自分の感覚に頼った「入れ勘」は必要になると思われ、結局は慣れの問題

・慣れてしまった後は、ノーマルとハイテクのどちらがより頼りになり、戦力アップにつながるのかを、個々に比較することになるんだろう

 

で、結論としては、少なくともおいらの場合は、今さらハイテクシャフト(WX900レベル)に慣れようと苦労してまで乗り換えるほどのメリットは無し!

 

って感じですな。

 

根っからのノーマル使いとして、今回のWX900シャフトの特徴や使い勝手を総括すると、次のような感じになります。

 

① 芯撞きの際には、撞点のわずかなズレでもハズしがち

② 「見越しがない」のではなく「見越しが少ない」

③ その見越しが、ノーマルシャフトとはやや勝手が違う

④ 近距離~中距離の逆ひねりは、確かに楽に感じる

⑤ 順ひねりの見越しには、やや苦戦しそう

⑥ 空クッションからの狙いが安定する

⑦ 押し引きのキレ、ひねりの乗りは良い

⑧ パワーがないのか、しっかりキューを出さないと手球に負ける感じがある

⑨ 人によってはキュー先の細さが気になるかも

⑩ 個体差があるかもしれないが、シャフトの重量が軽いかも

 

おいらの場合は、①が最も気になりました。

気持ちよく撞いている最中に妙なハズし方するとズッコケますわ。

 

でもね、これがストロークの矯正にはイイ練習になる気がするんで、そういう意味では使っていこうと思っています。

 

だって、WX900シャフトでヒ~ヒ~言いながら撞いたあとにノーマルに持ち替えると、チョ~気持ちいいんだもん♪

 

 

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