ビリヤード熱が再燃して、どんなに忙しくても週1日はガッツリと時間を確保する生活が、ここ1年ほど続いております。
そんな中、以前「永遠のノーマル使い」を宣言したおいらですが・・・
MEZZのハイテクシャフト「WX900」を購入しちゃいましたぁ~!
ヽ( ̄▽ ̄;)ノ
え、新しいハイテクシャフトも続々と発売される中、どうして今頃4年も前に発売になった「WX900」なのかって?
そんな理由も含めて、長年の「ノーマル使い」がハイテクシャフトに乗り換えるとどうなるのか、そして「WX900」ってどんなシャフトなのか、あれこれ語りたいと思います♪
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ノーマル使いがWX900を選んだ理由!
もっぱらノーマル使いのおいらは以前、ちょっとした好奇心からプレデターの「314-2」シャフトを購入したことがあります。
当時使い始めていた中古のカスタムキュー「AE」のシャフトが、あまりに腰がないため手球に負けちゃうんです。
で、新しいシャフトが欲しいなぁ~と思っているときに、ふと、
「ハイテクシャフトを試してみようか・・・?」
なんて思ったんですね。
ご存知のとおり、「314」はホントに見越しがなく、逆ひねりは実に楽でありました。
ところが、微妙なキュー出しや、ノーマル使いのクセとも言うべき「ヒネリによるごまかし」が通用しません。
要するに、これまで無意識に身に付けていたイヤラシイ球が撞けないんですよ。
で、1日、いや数時間使っただけで嫌になっちゃって、AEをヤフオクに出品する際にセットに加えて売っちゃったのであります。
あれから2年ほどが経ち、地元の小学校からの同級生H氏と毎週のように球撞きに出かける中、彼の友人のY氏と出会いました。
Y氏は球屋を経営していたこともあるというA級の腕前の持ち主。
話をしているうちに、彼がハイテクシャフトを使っていることを聞き出しました。
使用キューのダン・ディショウにリング移植したどっかのハイテクシャフトを装着しているんですと・・・。
「慣れちゃうとホント楽だから」
そう言われてまたしても、懲りずに興味を覚えてしまうおいら・・・。
で、ネットであれこれ調べてみると、ノーマル使いがハイテクシャフトに乗り換える場合、多くの人がMEZZの「WX700」か「WX900」を推していることが分かりました。
ビリヤード用品のプロショップ「ニューアート」で調べてみると、値段はどちらも21,600円。
この2本にどんな違いがあって、どちらが自分に合うのか迷っちゃいます。
そこで「キューショップジャパン」の栗林プロの「俺に聞け」に掲載されていたQ&Aをチェックしてみました。
「ハイブリットプロⅡ」を使っているという質問者が、「WX700」と「WX900」の打感やトビの違いについて尋ねておりました。
それに対する栗林プロの回答が次のような内容であります。
WD700とWX700はほとんど同じです。
違う所といえば、フェーラルの素材がより耐久性が良い物になっております。
WD700とは少しですが、打感の感触が違うと思います。(個人差がありますが・・・)
WX900はWX700よりも先端のシャフトの部分が細く、ディフレクション(とび)が少なくなっております。
ハイブリッドプロ2で捻りが合うという事は、WX900はトビが少なく感じるかも知れませんね。
タップや木の個体差でズレたりズレなかったりする事もあります。引用元:cue-shop.jp
どうやら、「WX900」は「ハイブリットプロⅡ」よりもトビが少ないようです。
おいらには「314-2」に懲りた経験もあるし、「WX700」の方が使いやすいかも・・・。
当然ながらそう考えたわけですが、次の動画を観てまたまた迷っちゃいます。
言わば、「WX900」は「WX700」の進化形なわけで、さらに先角の素材も向上していると・・・。
先角がやたら短いところは好みじゃないけど、「改良」されていると聞くと、わざわざ前の型を買うってのも抵抗があります。
いずれも「よりノーマルに近い」ハイテクシャフトだと言うし、それだったらニューモデルを買う方が無難じゃね?
そんなわけで、おいらは「WX900」を選択したのでありました。
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MEZZのWX900の特徴は?使った感想を率直にお伝え!
「ニューアート」に注文したのが4月19日水曜日の午前中。
で、なんと翌日の午前中には我が家に到着するという連絡が!
なんという早い手配でしょうか。素敵、ニューアート♪
しかも、その日の午後に「球撞き行かない?」っていうH氏からの誘いが!
かくしておいらは、入手早々の4月20日木曜日の午後、三島の球屋「Pee3」にて、「WX900」を試すことになったのであります。
装着したのは、おいらが今所有する唯一のカスタムキュー「パット・ディヴィニー」であります。
ジョイントはラジアルピン。
装着した際の感触は、以前の「314-2」に比べてシナリもあってイイ感じ。
キュー先は「WX700」より若干細い12mmって話でしたが、おいらにはまったく違和感ありません。
ただ、「パット・ディヴィニー」のジョイントの経が細めのため、ジョイント部分にほんの気持ち段差ができちゃいます。
気になったら削っちゃえばイイんですけど、嫌になってヤフオクに出品することを想定して、今のところは放っておきます。
で、肝心の使用感について・・・。
逆ひねりの見越しは、ほぼゼロ♪
中心で狙いを定めたら平行移動するだけで入っちゃいます。
逆ひねって大きく回したり、切り返したりするのがチョ~楽ちんであります。
また、キレもよくて、ドローなんか引き過ぎちゃって笑えます。
撞点を上げるなどして調整すればどうにでもなると思うんで、これは良い意味で想定外の副産物であります。
ところが・・・!!
これまで何の悩みもなかった順ひねりに大問題が!!
遠目の球、薄い球が、まるで入らんのであります!!
さらにさらに、芯撞きの際、わずかに撞点がズレただけで入りません・・・。
言ってみれば、楽なのは逆ひねりだけで、それ以外のショットはむしろ狙いがシビアになった印象です。
チョ~しっかり狙わなくちゃならないから、おいらの持ち味(?)の、早いテンポで気楽にポコンポコンっていう撞き方ができないのであります。
「こ、これでは314-2と同じ状況ではないか!?」
と、呆然とするおいら。
しかも、気のせいかもしれないけど打感にも違和感を感じるシーンがちょこちょこ・・・。
何と言ったらいいのか、こちらがイメージしたパワーが伝わらない、抜けたような感触があるんです。
穴前の球を下を撞いてころす際などには、これまで以上にしっかりキューを突っ込んでやらないとキューが利かない気がします。
暖簾に腕押し、とまでは言わないまでも、どうにも意図した力が伝わらないことがあるんですよね。
パワーの不足については多くの人が指摘してはいましたが、ちょっとそれとは違う話のような違和感です。
シャフトの構造上の原因なのか、おいらの個体だけが変なのか、おいらの撞き方が悪いだけなのか・・・?
さて・・・
え~と、早い話が、あんまり気に入らないってことですな。
ヽ( ̄▽ ̄;)ノ
以前のおいらなら、速攻でへし折って、いや、ヤフオク行きだったことでしょう。
そう、「以前の」おいらなら。
ちょっとね、考えたんですよ。
ノーマルよりむしろ狙いがシビアだとするなら、狙いの練習やストロークの矯正もできるんじゃないかと・・・。
これまでよりシュート力の精度を上げられるんじゃないかと・・・。
長年のノーマル使いが災いして、無意識に身に付いた悪いクセも直せるんじゃないかと・・・。
あわよくば、慣れてしまえば、
「オートマだけじゃなくてマニュアル車も運転できるよ♪」
じゃないけど、経験値も適応力も上がるんじゃないかと・・・。
そんなふうに前向きに考えられるようになったんですよ♪
せっかく買っちゃったんだし、しばらく使ってみなくちゃね。
短気で有名なおいらが、なんとも成長したものでありますわ。
・厚み、狙いさえ分かっていれば、逆ひねりは楽ちん
・左右の撞点はどの程度の場合でも、中心狙いからの平行移動でほぼOKで楽
・ひねりの乗り、押し引きのキレは十二分にある
・芯撞きの際には撞点の正確性が求められる(立てキューの際には特に)
・遠い球、薄い球に順ひねりを用いる際には、若干のカーブを見越す必要がある
・しっかりキューを突っ込まないとパワーが伝わりにくい
こうして眺めていると、見越しの有無以外は、今更ながら基本に忠実に撞くことが必要になってくるようですね。
今の自分の悪いクセを見つけて直すには、案外良い機会になるかもしれませんぞ♪
メインで使うかって言われると、今のところはなさそうですが・・・。
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