どぉ~でもイイ話かもしれませんが・・・
ビリヤードをプレイする人にとって、キューってのは何に例えられるんだろう?
なんてことを考えたことがあるんです。
「道具」ってことで考えれば、野球のバット、テニスのラケット、ギタリストのギター、指揮者のタクト・・・いずれにも似通ったイメージがあります。
でも個人的に腑に落ちるのは、
剣術を志す人の日本刀、
あるいはハリー・ポッターの世界でお馴染みの魔法の杖、
そんな感じかな・・・。
('д')ァン?
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ただ、刀は自分で好みのものを選べるのに対して、魔法の杖って適正によって合う合わないが決まってるんですよね。
それに自分が日本人だってことも踏まえて、どちらかと言えば刀に近いのかな?
キューという道具は、球を極めんとする者にとって昔の刀に相当するって・・・。
その昔、名のある剣豪は、名のある刀匠の作品に惹かれたわけですな。
正宗、兼定、国重、村正、国広・・・・・・
この意識の伝統が今もなお引き継がれているのか、日本人は往々にして職人の名前に心を揺さぶられますな。
だって確かに、
ガス・ザンボッティだの、ジナだの、タッドだの、ブラックボアだの、カーセンブロックだの、サウスウエストだの、リチャード・ブラックだの、ビル・シックだの、シュレーガーだの、ジョスウエストだの、マックウォーターだの、チュディだの、マンジーノだの、ブルーギーだの、ハリスだの、ギルバートだの、ハーセックだの、ランブロスだの、サムサラだの、ディックマンだの、ジョーシーだの、ディショウだの、ディヴニーだの・・・・・・
おいらもやっぱり、できれば試し斬り、あ、いや、試し撞きして「これだっ」って刀、あ、いや、キューを手に入れたいですもん。
でも、海外では評価されているのに、なぜか日本に入ってこないカスタムメーカーって多いようですよ。
今から目をつけて個人輸入しておけば、将来的に資産運用にもなるんじゃないのかな?
なんてわけのわからないことを考えてしまいます。
それはさておき、剣客がこぞって名刀を買い求めるように、球を撞く人の多くも名キューを求めます。
おいらも、中堅どころではありますが、何本もの名刀を手に入れては売り、手に入れては売りと、繰り返したものでした。
ポール・モッティ、ショーンLTD、エスピリチュ、オールドアダム、AE、サウスウェスト(もどき)・・・
どれも当時、金に困って譲ったんですよねぇ~・・・
(。-_-。).。oO
ってか、ヤフオクに出品したんですけど・・・。
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中でも特にポール・モッティは相性が良かったんです。
ガス・ザンボッティ公認のそっくりデザインでしたが、精度は高いものでした。
フォアアームはこんな感じのデザイン。
バットスリーブはこんな感じのデザイン。
手に入れて3年ほどで、人生最大の金銭的危機を迎えたために手放したんです。
いまだに夢に出てくるほど気に入っていました(哀)
当時は球入ったなぁ~・・・。
それから何年かしてから・・・(何年だったかな?)、新宿歌舞伎町のアシベで球を撞いていたときのことです。
スポーツランド時代のアルバイト君が寄ってきて、
「あれ、ナベさんのキューですよね?」
って、店内の中央付近を指差すんですよ。
そしたら、見たこともないヤツが、おいらの、いや、元おいらのポール・モッティを使っているじゃありませんか・・・!?
しかも、おいらの血と汗が染みこんだ糸巻きグリップを、まるでデザインセンスのない真っ黒な革巻きに交換したりして・・・。
ま、臭かっただろうからイイんだけどさ・・・(  ̄っ ̄)
そのときの寂しい気持ちったら、どう表現すれば良いのやら・・・。
金さえあれば、その場で脅しつけてでも買い戻したことでしょうよ。
刀が武士の魂であったのと同じように、球撞く者にとってキューは魂だったりするんですよ、人によるけど。
そんなわけでですね、慣れ親しんで、苦楽を共にした愛着あるキューは、何があっても売っちゃダメって話でした。
ちなみに今では、刀に例えるより魔法の杖に例える方が気に入っています♪
球が思うように撞けないと、
「これは俺の杖じゃないんだ・・・!?」
みたいな言い訳してます・・・。
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