ショット&コントロール

手球を回して出すときのコースの見極め方!ビリヤードのNEXTテクニック


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今回は、かなり我流のNEXTコントロール方法について語っちゃいます。

手球を”回して”ポジショニングする際のコース取りについて、どうやって見極め、どのように予測すれば良いのか?ってな話です。

 

邪魔な的球を回避したり、

次の的球の裏を通してポジショニングしたり、

あるいはスクラッチを回避して微妙な位置にクッションさせたり・・・。

 

色々なシステムを利用すればたいていのアクションは可能なんでしょうけど、おいらはイチイチ計算したり、システム自体を覚えるのが苦手なんですよ。

 

そこで、言ってみれば苦肉の策で考え出した簡易な方法であります。

 

どんなシーンにも使える!なんてことは言えませんが、実戦でもわりと役に立っているんでご紹介しようと思います。

もっとも、似たような考え方をしている人は大勢いると思うんですが・・・。

 

 

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ナベ流!?手球を回してのポジショニング

さて、まずは下図をご覧になってください。

 

tama_kidou_image1

 

ファイブアンドハーフシステムを使った手球の軌道を、いくつか表示したものです。

右下方向から上の長クッションへ向かってショットした場合の例ですね。

 

ひねりは「3ひねり」程度で10時の位置くらいをイメージしてください。

力加減は、クッションが凹まない程度の比較的ソフトなタッチです。

 

で、それぞれ色分けした軌道をよく見ていただきたいんですが・・・。

 

どれも、第1クッションへ向かう軌道と、第3クッションへ向かう軌道が、若干末広がりの台形に近い形状を作っていますよね?

第1クッションと第2クッションの距離が近いほど、その傾向は強いみたいです。

 

tama_kidou_image2

 

この軌道の図形を頭に入れておけば、わざわざシステムの手を借りなくても、ほぼほぼ手球のコース取りをイメージできるんです。

 

 

では・・・

下図のようなシーンを例に説明します♪

 

tama_kidou_image3

5番ボールをサイドにポケットしつつ、手球を9番の裏を通して回し、さらに7番の裏を通してポジショニングする・・・とします。

 

上図の場合、第1クッションの長クッションへ手球を入れるには、撞点は右上(1時半くらいの位置)になるかと思います。

※ 図中の手球の軌道は、適当に書いてありますので悪しからず^^;

 

考え方としては・・・

 

・5番から7番へ、どうやって出そうかなぁ~・・・?

・5番をポケットした後、手球を上の長クッションへ入れられそうだな・・・。

・順ひねりで回せば9番の裏を通せそうだ!

・やや!コース的に7番の裏を通って出てきそう♪

 

てな感じで閃いたところからスタートです。

 

次の手順は、言わば、この閃きを実現するための手順ですね。

 

 

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それでは、その手順について解説させていただきます♪

例によって手球のコースが適当に描かれた下図からご覧くださいませ・・・。

ヽ( ̄▽ ̄;)ノ

 

tama_kidou_image4

 まず、最初に回避したい9番ボールの裏側の短クッションから、次に回避したい7番ボールの裏側の長クッションへ直線をイメージします。

 

「ここを通せば9番にも7番にも当たらずに通せるなぁ~」と想像できるコースです。

キューを当てがって測ってもイイでしょう♪

 

tama_kidou_image5

 続いて、①の直線と平行する(実際は若干先細りする)直線を、5番ボールに接触する手球の位置を起点に、上の長クッションへイメージします。

 

※ この際、起点となる5番ボール側から見て、右上のポケットが2本の直線に挟まれた中間あたりに位置するようにイメージすると、正しいコース取りができるみたいです。

 

※ 図では、正確性を重視してかなり先細りの台形をイメージしていますが、実際は①の線と平行になるようなコースをイメージすれば十分だと思います。

 

tama_kidou_image6

③の線は第1クッションの反射角ですが、順ひねりによって入射角の3分の2程度の角度に広がります。

 

最後に念のため、9番を回避して手球が回ってくることを、今一度しっかりイメージします。

 

これがクリアされていれば、適正な力加減で第1クッションを狙いどおりのポイントに入れさえすれば、想定したNEXTポジションに勝手に出て来るはずです。

 

tama_kidou_image3

 

で、この「2クッションが描くコースは側辺が平行に近い台形」ってのをイメージできれば、下図のような出しにも即興で使えます。

 

tama_kidou_image7

手球を8番ボールから左短クッションに深めに入れれば、下の長クッションを経由してちょうど良い場所へ運べそう・・・♪

ってところから確認作業に入ります。

 

作業って言っても、8番ボールから左短クッションへのコースと、それに平行する上長クッションからのコースを、ちゃちゃっと確認する程度のことです。

 

そのほか、この方法で手球のコースを確認することで不用意なスクラッチも回避できるし、転がすだけのポジショニングだったら何かと重宝しますよ。

 

あ、「転がすだけの・・・」って言ったのは、第1クッションへ入れるためにフォローなりドローなりキューを効かせる必要があるシーンでは、けっこう慣れが必要だからです。

 

ほら、的球をポケットした後の手球にカーブがかかるんで、第1クッションの段階からして予測が難しくなるじゃないですか。

 

日ごろから、フォローやドローでの手球の軌道がどう変わるのか、練習でしっかり把握しておく必要がありますね♪

 

nabe4_l

ナベ

 

何かわからないことがあったら質問してね♪
おいら頭悪いから、一緒に悩んじゃうかもしれないけど・・・

 

 

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気がつけばビリヤード歴35年、沼津に暮らすナベと申します。

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