新宿スポーツランドで球撞きライフを桜花していたころ、次々に有名なプレイヤーが訪ねてくるから楽しかった。
みんな後藤章二師を目当てに来るわけなんだけど、中には売り出し中のプロもいたりして・・・。
でも、後藤さんにとってはみんな後輩なわけで、あからさまにナメてたよ、あのオッサンは(笑)
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セットマッチなんかやるときは、相手を挑発するかのように、黒板に『プロvsアマ』って書いたりしてね。
いやぁ、この頃になると後藤さんが負けるわけないって思ってたんで、むしろ「大人げないイタズラするなぁ~」って・・・。
で、案の定、若いプロがボロクソにやられるわけ。
でもですね、その若いプロも後藤さんに負けたことを納得して帰るんですわ。
そりゃ、悔しいでしょうよ、プロなんだから・・・。
ところが彼らは、いつでも挑戦者の気持ちなんだよねぇ~。
心のどこかで、いつか越えたいバケモノが後藤さんだったんだろうと想像するな。
一日の終わりに飲みに行ったとき、後藤さんが言ってた・・・。
『あいつらダメだよなぁ~、気迫がないんだよ・・・』
そう言う後藤さんがプロのプレイを見る目は、正にこんな↓感じです。ちと怖い・・・
(ロサンゼルスクラブ北新宿店で開かれたジャパンオープンで審判をする後藤さん)
で、プロの中で誰が強いんですかって質問したら、こう言った。
『まぁ、奥村は強いな、ありゃスゴイ。昔はカモだったのによ。でも一番すごかったのは角当(かくとう)だよ」
角当さんは後藤さんの師匠的な存在だった人で、伝説のプレイヤー。
何かといえば「角当」「奥村」って感じだった・・・。
とくに、奥村さんには本気で牙をむいていた(笑)
その活躍ぶりが、羨ましくて、悔しくて、嬉しくて、わけわかんないことになってたみたい。
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でもね、いまだにですよ、後藤さんくらい冗談みたいに入れ倒しながら手球を操る、そんなプレイヤーを見たことないんだよねぇ~・・・。
おいらの所感だけど、全盛期のエフレンだって霞んじゃうんだもん。
たとえば、多くの人が穴前の球をそっと撞いて出すなんてときに、後藤さんはガツンと撞いて、キューの切れで手球を止める。
なんのためらいもなく自然にね・・・。
それは傍から見たらナメた撞き方に見えるし、ホームだからできるんだと思うだろうけど、試合でも同じことするんですよ、あのオッサンは!!
要するに、後藤さんにとってはなんてことないショットなわけですな。
天才というか、球の野生児というか・・・
「おれよぉ、ひとに教えるのとか面倒臭いんだよ」
って言葉の真意がわかるような気がしちゃったなぁ~。
あぁ~!!何度も言うけど、後藤さんの動画があったら今こそ・・・観たい!!!!!
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