後藤章二師の思い出

後藤章二師のことを思い出すままに書いてみようと思う Vol.10

 

新宿スポーツランドで球撞きライフを桜花していたころ、次々に有名なプレイヤーが訪ねてくるから楽しかった。

 

みんな後藤章二師を目当てに来るわけなんだけど、中には売り出し中のプロもいたりして・・・。

 

でも、後藤さんにとってはみんな後輩なわけで、あからさまにナメてたよ、あのオッサンは(笑)

 

 
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セットマッチなんかやるときは、相手を挑発するかのように、黒板に『プロvsアマ』って書いたりしてね。

 

いやぁ、この頃になると後藤さんが負けるわけないって思ってたんで、むしろ「大人げないイタズラするなぁ~」って・・・。

 

で、案の定、若いプロがボロクソにやられるわけ。

 

でもですね、その若いプロも後藤さんに負けたことを納得して帰るんですわ。

そりゃ、悔しいでしょうよ、プロなんだから・・・。

 

 

ところが彼らは、いつでも挑戦者の気持ちなんだよねぇ~。

心のどこかで、いつか越えたいバケモノが後藤さんだっただろうと想像するな。

 

 

一日の終わりに飲みに行ったとき、後藤さんが言ってた・・・。

『あいつらダメだよなぁ~、気迫がないんだよ・・・』

 

 

で、プロの中で誰が強いんですかって質問したら、こう言った。

『まぁ、奥村は強いな、ありゃスゴイ。昔はカモだったのによ。でも一番すごかったのは角当(かくとう)だよ」

 

角当さんは後藤さんの師匠的な存在だった人で、伝説のプレイヤー。

何かといえば「角当」「奥村」って感じだった・・・。

 

 

とくに、奥村さんには本気で牙をむいていた(笑)

その活躍ぶりが、羨ましくて、悔しくて、嬉しくて、わけわかんないことになってたみたい。

 

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でもね、いまだにですよ、後藤さんくらい冗談みたいに入れ倒しながら手球を操る、そんなプレイヤーを見たことないんだよねぇ~・・・。

 

おいらの所感だけど、全盛期のエフレンだって霞んじゃうんだもん。

 

たとえば、多くの人が穴前の球をそっと撞いて出すなんてときに、後藤さんはガツンと撞いて、キューの切れで手球を止める。

 

なんのためらいもなく自然にね・・・。

それは傍から見たらナメた撞き方に見えるし、ホームだからできるんだと思うんだろうけど、試合でも同じことするんですよ、あのオッサンは!!

 

要するに、後藤さんにとってはなんてことないショットなわけですな。

 

天才というか、球の野生児というか・・・

 

「おれよぉ、ひとに教えるのとか面倒臭いんだよ」

って言葉の真意がわかるような気がしちゃったなぁ~。

 

あぁ~!!何度も言うけど、後藤さんの動画があったら今こそ・・・観たい!!!!!

 

 

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