「キスショット」と並びポケットビリヤードの定番とも言えるテクニック、「キャノンショット」についてご紹介します。
個人的な所感ですが、難易度としてはキスショットよりだいぶ上ですね。
それぞれの球の配置や距離にもよるけど・・・。
もしかしたら、キャノン単体で狙うより、第1的球をシュートしつつ第2的球を狙うというシーンが多いせいかもしれません。
第1的球への厚みありきで、手球の行方をコントロールしなければならないですからね。
ちなみに、「キャノン」ってのは「大砲」の意味があるそうで、このショットがどうしてそれを名乗るのか判然としません・・・。
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キャノンショットとは?
キャノンショットとは、先に当てるべき第1的球を経由して、別の的球である第2的球をポケットするというショットです。
分かりやすい例を図で表すと次のような感じかな・・・?
上図は中心撞きで狙えたという超ラッキーなケースです。
でも実戦でこんなシーンはなかなかめぐって来ませんね。
たいていは、手球を押したり引いたりという微妙なコントロールが必要になるものです。
最初に第1的球に当てなければならないということで、基本的にはそれをポケットしつつ、もうひとつの第2的球をも狙うってのが前提になると考えます。
両方ハズしちゃったら話にならないですからね。
なので、こんな穴前のキャノンは垂涎モノです。
上図は9番ボールが穴前で、しかもクッションから若干離れているから楽に狙えます。
ポケットの受けが広いですし、当たりさえすれば入るって感じですもんね♪
でも、下図のようにクッションにくっついたりすると、途端に難しくなります・・・。
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キャノンショットの狙い方やコツは?
「バタバタとは?事例やコツを紹介!」という記事でも書いたんですが、手球は無回転状態で的球に当たった場合、的球の進行方向に対して垂直に出て行きます。
キャノンショットでもこの性質を基準にして狙うことができます。
で、この基準をふまえた上で狙い方を説明すると・・・
第1的球を入れるイメージボールの中心と、第2的球を入れるイメージボールの中心を結んでみると、あきらかに90°以上の角度がありますね。
ってことは、じゃっかん「引き」を効かせる必要があるってことです。
どうでしょう・・・すんげぇ~曖昧ですよね^^;
上図の配置で引きを効かして9番ボールのイメージボールにヒットできるかも確信が持てませんし・・・。
引きでも押しでも、可能な範囲には限界がありますからね。
でもしょうがないっす。
練習して感覚を養うしかないんですもん。
どこまでが可能で、どこからが限界なのか、それを知るのも経験しかないです。
だから難易度が高いって言ったんですねぇ~。
これにヒネリが加わるとさらに面倒ですよ。
下図のようなシーンで、9番ボールをハズした場合のことを考えると、どうしてもね・・・。
NEXTを考えると、やっぱり真撞きだけってわけにはいかないし、撞点にもあれこれ工夫が必要になるわけで・・・。
やっぱり、練習、練習であります!
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