いつだったか、
ビリヤード上達のコツは格好の良いフォームを身につけることだ!
みたいな話をしたことがあります。
初歩の段階から「形から入る」というのは意外に正しいことだし、上手な人はほぼ格好の良いフォームでプレイしている、なんて感じたからです。
ちなみに、ビギナー時代のおいらがお手本にしたのがこの人・・・。
往年のプレイヤー、デビッド・ハワード氏であります。
1982年、1986年と2度のUSオープン優勝を飾っています。
使っているキューはメウチで、画像のデザインがデビッド・ハワードモデルとして発売されており、おいらが最初に買ったキューでもあります♪
ちなみに、おいらの現在のフォームはこんなに頭の位置が低くありません。
プレイスタイルによって徐々に変わっていくものみたいです。
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さて、先述の「格好の良いフォーム」なんですが、これがちょっと曖昧な表現だということに気がついたんです。
格好の良いフォームと一口に言っても、理想とするフォームというのは人それぞれですし、美的感覚も人によって異なりますからね。
また、目指すプレイスタイルによっても変わってくると思います。
たとえば、英国式スヌーカーのようにシュート力により重点を置いた競技の場合、顎がキューにくっつくくらい低く構えて、手球と的球の厚み(重なり)を見ることに集中します。
一方、手球のコントロールに重点を置いた場合、手球の軌道を測ったり、キュー操作の柔軟性を優先するために、高めのフォームになることもあるでしょう。
つまり、自分がどんなプレイスタイルを求めるのかによって、理想のフォームも変わってくるのではないかと考えたんです。
おいらはスヌーカーをプレイすることはなく、根っからのポケットビリヤードプレイヤーです。
ってことは、比較的小さなテーブル上での競技ということもあり、ある水準以上の腕になるとシュート力にはさほど差が生じないものなんですね。
となると、重要視するべきは手球のコントロールにこそあると考えるようになるんです。
そこで理想的だと思ったのが、懐を窮屈にしてしまう低いフォームより、動きやすくストロークにレパートリーを取り入れやすい高めのフォームではないかということでした。
高めのフォームと言っても、もちろん程度というものがあります。構えたキューに顎をくっつけたりする極端な構えではない、という程度のイメージです。
そうですね、キューと顎の距離が、せいぜい拳2個分くらいの高さまでが妥当でしょうね。それ以上高い構えだと、腰でも悪いのかな?なんて思われちゃいます。
高めのフォームの利点としては、テーブル上の球の配置を俯瞰でとらえ、それぞれのボールの距離感もつかみやすい、ということが挙げられます。
そのため、手球の動きを把握することも容易になるように感じます。
人によっては、狙いを定めるときだけキューに顎が触れるくらい低く構え、撞く際にはストロークしやすいように若干頭を上げる、なんて人もいます。
でもこれは、フォームが安定していなくて、見た目も格好悪いですし、相手からナメられてしまいそうですね。
それに、ヘッドアップのような変な癖が付くことにもつながりそうです。
もっとも、個人によって感じ方は様々ですし、どのようなフォームが理想なのか最終的に判断するのは自分自身なんですけどね。
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余談ですが、こちら・・・
アメリカに乗り込んだばかりの若かりし頃のエフレン・レイズ氏であります。
彼が一世を風靡した頃、多くの人がそのストロークを真似したものです・・・。
あれこれ語っちゃいましたが、結局のところ今現在のおいらが理想とするフォームとは、体勢に無理のない「自然体」というものであります。
身体のあちこちの在り方に意識をやらなくても、サッと構えてサクッと撞ける、そんな楽なフォームです。
肩や肘に余計な力が加わったり、足腰に妙な負担がかかったりといった姿勢では長続きしないですから。
年齢的にも無理な姿勢でプレイするのは厳しいですし・・・。
でも結果的に、それがいちばんスムーズなストロークを生み出すことが分かったんで、意外な収穫だったと思います。
以上のことをふまえた基本的なフォームについて、次の記事の中で図解しています。
良かったら参考にしてみてくださいね♪
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