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最低3手先まで考えるのが基本!ポケットビリヤードのNEXT考察


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今さら言うべき話でもないかも知れませんが、

「NEXTは最低でも3手先まで考えることで、組み立てが成り立つんだよ」

という話をします。

 

もっとも、ビギナーの方にとっては次のボールへ出す(ポジショニングする)ことさえ大変な時期もあるので、まずは基本的な知識として押さえてほしいと思います。

 

出し(ネキ、ネクスト)を考える場合、とくに意識しなくても自然と3手先、4手先まで考えられるように訓練していきましょう♪

 

まずは基本となる考え方について説明します。

 

例えば、1番、2番、3番の順に取り切る場合・・・

1番をポケットして手球を2番のどこに出すべきかを考えますよね?

 

そしてそれは、

「手球と1番の配置」

および、

「(次の)2番から、3番のどこに出すか」

によって決まるんです。

 

そして、

「3番のどこに出すか」は、

「そのまた次のボールのどこに出したいか」によって決まる・・・

 

こんな調子でゲームボールまで順繰りNEXTを考えながら、最終的に取り切りを目指すことになります。

詳しく見ていきましょう。

 

 

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図で説明すると、例えば次のような感じです。

ちょ~単純な例ですけど・・・♪

 

tejun1

 

3番ボールをポケットするための手球の位置から逆算するよう考えることになります。

上図で言うと、2番ボールをポケットしつつ、3番ボールをポケットするためのゾーン①に出したい!

 

tejun2

 

そのためには2番ボールに対してどの位置に手球をポジショニングすれば良いか?

上図の場合には、手球と1番ボールの位置関係から、ゾーン②に出すことはできそう!

 

この場合、ゾーン②にポジショニングするための手球のコースは、下図のように、ざっくり3つの選択肢がありそうなので、成功する確率の高いコースを選びます。

 

で、そのための撞点や力加減をイメージしてショットする・・・という感じです。

 

tejun3

 

※ 撞点と力加減のバランス調整は状況によります。また図に表示した手球のコースはけっこう適当ですのでご了承下さい♪

 

ちなみに、上級者だって思ったとおりにポジションできない場合があるから、その都度リカバリー(修正や変更)することになるケースが多いです・・・。

 

ナインボールやテンボールだったら、基本的には左右いずれかにフリがある状態をキープすればなんとかなるものです。

 

たとえ逆ブリになったとしても、何かしら方法があるケースが多いです。的球が9個や10個じゃ、テーブル上のスペースが大きいから・・・。

 

でも、真っすぐにしちゃいけないシーンで真っすぐにしちゃうと、けっこうヤバいですね。

 

ビギナーの方が、フリーボールというだけで何でもかんでも真っすぐに置こうとするけど、いきなりドン詰まりになるケースが多いのは、眼の前の球のことしか考えていないからです。

 

それだけフリって大切だよってことを覚えておいて頂きたいと思います!

 

 

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で、将来的にこれらのイメージからある程度の取り切りができるようになったとします。

けど、テーブル上の的球は、決して素直に散らばってはくれませんよね。

 

でもこの組み立てやそれに応じたテクニックを身に付ければ、トラブルがある配置にも適用できるんですよ。

 

もし、テーブル上にトラブルボールがある場合には、それをどこのシーンで、どう処理するかによって逆算的に組み立てるということが可能になります。

 

つまり、トラブっている球を起点に考えて組み立てるんです。

 

例えばこんな球・・・。

 

tejun4

 

サイドポケット前に、いやらしぃ~感じで角にかかった7番ボールがいますね。どのポケットに対しても、どうにも狙い辛い位置です。

 

こいつは取り切りを前提に組み立てた場合、必ず邪魔な存在になるわけで、なるべく早い段階で処理しておきたい・・・。

 

そんなわけで、こいつを処理する例を図解しようと思います。

たとえば、おいらが下図のように処理することを思いついたとしましょう。

 

tejun5

 

3番ボールをサイド前の7番ボールにキスさせて、いやらしぃ~い配置から移動させつつポケットしよう!

 

それによってトラブルは解決されそうだけど、その後の4番ボールへの出しはどうするか?

そのためには、3番ボールをポケットするためにゾーン①に出したいところです。

 

tejun6

 

だとすれば、2番ボールへの出しゾーン②、あるいはゾーン③の中に収めたく、そのためのショットを1番ボールに適用しなくてはなりません。

 

tejun7

 

考えられそうな1番ボールから2番ボールへのポジショニングは、上図のようなコースでしょう。

 

もちろん配置の状況によって、あれこれ考えなければいけませんが、上記の例では幸いなことになんとかなりそうです。

 

と、こんな感じで組み立てを考え、それを実行し、しっかり実現できるスキルを手に入れる・・・♪

そのための第一歩が3手先、4手先を考えた手球のコントロールなんですね。

 

あ!!

「まだ無理だよ」

なんて思っちゃったあなた!

そりゃそうでしょうよ、まだやってないんだから・・・。

 

でも、やってみないことには始まらないわけで、上級者の誰もがこの手の壁を越えてきているとすれば、すぐにでもマスターしたいって思いませんか?

 

気になることは即実行!

少なくとも、そこそこ狙いどおりに球をシュートできるようになったら、このような次のステップに進むべきです。

積極的にね!!

 

そのためにヒネリが必要なら別途練習すればイイじゃないですか。

力加減が必要なら練習すればイイじゃないですか。

どんなプレイにもこれら基本的なことが関連しているんですよ。

 

新しいことを覚え、やってみればみるほど、今の自分に足りないスキルが見えてきます。

 

仮に今できなかったとしても、そういうテクニック、考え方があることを知っただけでも知識レベルは向上しています。

 

ぜひとも積極的に新しいことにチャレンジしてほしいと思うんです!

 

 

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気がつけばビリヤード歴35年、沼津に暮らすナベと申します。

一時は離れた球撞きの世界ですが、独立起業に伴って暇になり、再開したのが5年前・・・。

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