狙い&システム

システムの実戦での使い方!手球の位置のポイント数値を知る方法!


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システムを使って計算する際に、

「そもそも手球の位置がどのポイント(数字)に該当するのか分からない!」

という質問がありました・・・。

 

システムで狙い点を算出する場合、スタート地点(手球の位置)も数値で表す必要がありますからね。

 

どのポイントに該当するのか分からないと、計算式に入れようがありませんもん。

 

おいらもその昔、同じような悩みを抱いたことがあるので、以前にも下記の記事で説明しています。

 

 

 

でも、

 

誰かさん
もう少し詳しく&分かりやすく教えやがれ!

 

という声が届きましたので、この記事で努力してみようかと思います・・・。

 

 

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システム(ダイヤモンドシステム)って、レール上のポイントに数字を割り振って、それを元に球のコースを計算して割り出す方法ですよね。

 

でも、スタート地点の球って、いつもレール際に置かれているわけじゃないですよね。

 

テーブルの中央付近に位置する場合、それがどのポイントの数値に該当するのか分かりにくいものです。

 

バンクのシステムならまだ把握しやすいんですけどね。

手前のレール上のポイントと、対面のレール上のポイント、双方の数字が合致する直線上に球があればイイんだから・・・。

とくに計算式も必要ありませんしね。

 

でも、ほかのシステムではそう単純には行きません。

 

じゃ、どうすりゃイイのか!?

 

そこに必要な作業は、

・手球の位置ポイントについて、「だいたいこれくらいかな?」っていう当たりをつける

・それをいったんシステムの公式に当てはめて実測してみる

・ズレていたら修正する

といったことです。

 

言葉にすると難しそうなので、図を使って説明しますね♪

 

ハーフVシステムを使った場合

まずは、「ハーフVシステム」を例に解説してみますよ♪

ただし、必要なポイント数値と計算式が頭に入っていることが前提となりますぞ!

 

あ、「ハーフVシステム」については下記をご参照くださいませ。

 

 

 

さて、下図をご覧ください。

 

 

図の左下、コーナー穴前([狙い点(赤の数字)「9」)に位置する9番ボールを、図の上の長クッションへのワンクッションで狙いたい・・・という場面だったとします。

 

この場合、少なくとも、どっち方向に手球を撞けば良いのか、くらいはパッと見て分かりますよね。

そう、図の上側の長クッションであります♪

 

なので、手球の位置について、だいたいの当たりをつけるんです。

 

上図の場合、たとえば、

「この手球の位置は、だいたい『50』のポイントかなぁ~?」

と適当に見当をつけたとします。

 

だとすれば、

 

[スタート地点(黒の数字)「50」]×[到達点(赤の数字)「9」][狙い点(青の数字)「450」]

 

となり、クッションさせるレール上(図の上の長クッション)の「450」のポイントを狙えばOKのはずです。

 

そこで、キューを物差し代わりに当てがってみたのが下図であります。

 

 

手球から「450」のポイントを結んでみると・・・

 

これが正しい狙いであれば、この場合はキュー尻が手前のレールの[スタート地点(黒の数字)「50」]のポイントを向くはずなんですが、ぜんぜん合っていませんね!

 

これはちょっと違うなってんで、見当をつけたポイントを修正変更します。

 

チェックポイント

キュー尻が最初に見当をつけたポイントよりにズレていた場合、正解のポイントはもっと(たとえば図では、もっと大きい数字のポイント)だったということ。

逆ににズレていたなら、正しいポイントはもっと(図で言えば、もっと小さい数字のポイント)だったということです。

 

今度は、手前のレール上の「60」のポイントに当たりをつけてみます。

 

これが正しければ、

 

[スタート地点(黒の数字)「60」]×[到達点(赤の数字)「9」][狙い点(青の数字)「540」]

 

となり、クッションさせるレール上の「540」のポイントを狙えばOKのはずです。

 

 

あれれ・・・、ちょっと行き過ぎちゃったみたいですね。

 

ってことは・・・!

「50」と「60」の間に、手球の位置を正しく表すポイントがある!ってわけですね。

 

さあ、かなり狙いは絞れてきましたよ♪

 

あとは、キューを物差し代わりに、クッションさせるレール上の「450」~「540」の間のポイントと、[スタート地点]「50」~「60」の間を結び、公式、

[スタート地点「50~60」]×[到達点「9」][狙い点「450~540」]

に当てはめて、正しい[スタート地点]、つまり手球の位置のポイントの数値を割り出すだけです。

 

ただし、これは目測・・・すなわち「勘」がモノを言います!!

 

たとえば、正しい手球の位置ポイントが「55」くらいだったとすれば、狙うべきポイントは「495」となるわけで、そんなもん正確に測って当てられるもんじゃないですもんね。

 

あくまでも「目測」なんです。

 

つまり、システムってのは目安であって、最終的には経験や感覚から得た「勘」によって決断することになるってわけです。

 

で、一応、今回の例では、

[スタート地点「55」]×[到達点「9」][狙い点「495」]

で正解だった♪ ってことにしときましょう。

 

 

あ、「ハーフV」は順ヒネリのシステムなので、お忘れなく♪

 

そのヒネリ加減も含めての、経験から来る「勘」が大切になるってことですね。

 

 

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ファイブアンドハーフシステムを使った場合

さて、以上はワンクッションのシステムなんで、まあまあ簡単でした。

 

では、「ファイブアンドハーフ」とか「セブン」といった2クッション以上のシステムになるとどうなるんでしょうか・・・?

 

まずは、「ファイブアンドハーフ」の場合を例に解説したいと思います。

 

「ファイブアンドハーフシステム」については、下記をご参照ください♪

 

 

 

さて、下図を見てみましょう。

 

 

この位置から、図の、

「上の長クッション」~「左の短クッション」を経て、

「下の長クッション」の[到達点(緑の数字)「30」]のポイント付近にある3番ボールに手球を持っていきたいとします。

 

そこで、さっきの要領で当たりをつけてみます。

 

とりあえず、手球の位置が該当するポイント、すなわち[スタート地点]「50」くらいかなぁ~、と想像してみます。

 

「ファイブアンドハーフ」の計算式は、

[狙い点(青の数字)]=[スタート地点(黒の数字)]-[到達点(緑の数字)]

です。

 

ってことは、分かりやすくするために置き換えてみると、

[スタート地点(黒の数字)]=[到達点(緑の数字)][狙い点(青の数字)]

ともなるわけです。

 

上図のケースでは、

[スタート地点「50」]=[到達点「30」][狙い点「20」]

という計算式が成り立つという“当たり”をつけたわけです。

 

要するに、[スタート地点]「50」でただしければ、[狙い点]「20」に向かって構えたときに、そのキュー尻側の延長上に「50」のポイントが位置しているはず・・・。

 

そこで、キューを物差し代わりに測ってみると・・・

 

 

あれれ、キュー尻がえらく違う方向を向いちゃってますね。

 

※ この場合も、キュー尻が左にズレている場合には、本当のポイントはもっと左(図ではもっと小さい数字)、

右にズレていたなら本当のポイントはもっと右(図ではもっと大きい数字)が、

手球の位置を示していることになります。

 

で、この図のケースでは、手球の位置を「60」に修正して合わせてみたら、

[スタート地点「60」]=[到達点「30」][狙い点「30」]

という公式に当てはまり、かざしたキュー尻がちゃんと[スタート地点「60」]に向いていました♪

 

 

みたいな・・・。

 

なかなかこのようにドンピシャリとはいきませんけどね。

 

だからこそ、ヒネリの度合いや強弱といった、日頃の慣れが必要になるんです。

 

 

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セブンシステムを使った場合

ではでは、「セブンシステム」ではどうなるのか、見てみましょう。

 

「セブンシステム」の公式は、

 

[狙い点]=[スタート地点]×([到達点]-[ヒネリの度合い]

 

で表されるんですけど、ヒネリを考えるとややこしいんで、今回はヒネリ無し(ノーイングリッシュ)での利用を例とします。

 

[狙い点]=[スタート地点]×[到達点]

 

ってことですね。

 

分かりやすくするために、この公式を置き換えると、

 

[スタート地点]=[狙い点]÷[到達点]

 

となります。

 

 

では、下図の配置で考えてみましょう。

 

 

上の図のような配置で、

「上の短クッション」~「右の長クッション」を経て、

「下の短クッション」上の[到達点(赤の数字)「50」]のポイント付近にある4番ボールに手球を持っていきたいとします。

 

で、手球の位置、すなわち[スタート地点(黒の数字)]「30」だと見当をつけたとします。

 

これを公式に当てはめると、

 

[狙い点「150」]=[スタート地点「30」]×[到達点「50」]

 

あるいは、

 

[スタート地点「30」]=[狙い点「150」]÷[到達点「50」]

 

と表せます。

 

つまり、手球から[狙い点(青の数字)「150」]に向けてキューを物差し代わりにかざしてみると、キュー尻が図左の長クッション上の数値[スタート地点「30」]のポイントに向くはずだってことです。

 

ところが・・・

 

 

あれれ、けっこうズレていますね・・・。

 

長クッション沿いのズレですから、距離が長い分ちょっとのズレでも目立ちます。

 

なので当然ながら、間違った方向へのショットも思った以上に大きくズレて、到達点はまったく違う場所になっちゃいます。

 

そこで修正してみると・・・

 

 

このように、図のケースでは、手球の位置[スタート地点]のポイントを「40」と想定し、[狙い点「200」]に向かってショットすることで、ほぼ正しいことが分かりました。

 

[スタート地点「40」]=[狙い点「200」]÷[到達点「50」]

 

セブンシステムは最初に短クッションに狙い点を求めるので、縦バンクが横バンクより難しいのと同様に、誤差がシビアになるみたいですね。

 

 

さて・・・

いかがだったでしょうか・・・?

 

なんだか、説明していてもこんがらがりそうなくらい難しいですわ。

 

何度も言うように、おいら算数とか物理とか苦手なんですよねぇ~。

 

でも、ま、ややこしいと感じるのも最初のうちだけです♪

 

システムそれぞれに使われるポイントの数字と、公式を覚えちゃえば、あとは慣れさえすれば気楽に使えるようになりますって。

 

 

ちなみに、おいらの頭に入っているのは、

バンクシステム、ハーフVシステム、そしてちょっと怪しい感じでファイブアンドハーフ、という3つだけです♪

 

セブンシステムなんぞというものは、知っちゃあいるけど覚えておりませんよ。

セーフ取るだけなら勘でなんとかなるもん。

 

カラコはハートショットでドカン!!

これが後藤章二師を継承するはしくれの「後藤イズム」なのであります♪

 

イケメン野郎
そんなヤタケじゃ、今どき通用しないよ
ナベ
うっせー、ボケぇ!
んなこたぁ、わかっとんじゃい!!
マインドの話をしとんじゃい、マインドの!!!
女子高ハニー
怒らないで♡
ナベ
・・・ハイ

 

 

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