後藤章二師の思い出

後藤章二師のことを思い出すままに書いてみようと思う Vol.2

 

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現在のスポラン中央口店 左端に地下への階段がある

 

 

おいらは19歳で上京して大学に通ってたんだけど、最初にアルバイトをしたのが新宿三越の裏手にあったイタリアントマト系のカフェレストランバー「ニューヨークセンチメンタル」ってお店だった。

 

そこに元ジャニーズJr.だったとか言う社員がいて、その人にビリヤードに誘われたんだよね。

 

「ものすごく上手いおじさんがいる」

 

そう言って連れてかれたのが新宿スポーツランド中央口店。このときは店の名前も知らなかったんだけどね。

 

 
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ブーム真っ只中ってこともあって、何十人ものギャラリーに囲まれて球を撞く姿があった。

 

一人は後に親しくなった古株の常連客Sさん。

 

で、もう一人が後藤さんだったというわけ。

 

頭は禿げちゃって白髪交じり、ずんぐりむっくりした小柄な身体なんだけど、腕っぷしが強そうなイメージ。

 

目が細いからか、ちょっと怖そうな、偏屈そうな、ヤバそうな感じに見えたっけ。

 

今思えば、あの頃の後藤さんはまだ40歳手前だったんだね・・・。

 

流行りのナインボールをやってた二人。

 

ほぼ後藤さんの独壇場で、Sさんはラックマンと化してた。

 

※当時は現在と違って、相手がラックを組んでいたんだよ。

 だから、ラックを組んでばっかりいるってのは負けている証拠。

 

 

例の横殴りのブレイク、淡々と小気味良く、キューを効かしてポケットしていく後藤さん。

 

おいらが知っているビリヤードとは明らかに違う質というか、妙というか・・・。

 

自在に動き回る手球が次々に的球を落としていく。

 

ゆっくり動くときにも、手球が左右に回転しているのが不思議だった。

 

とにかく、気味が悪いくらいに上手かった。

 

どの世界でもそうだと思うんだけど、名人と言われるような人って、そうなるのが当然という感じで目の前の作業をこなすよね。

 

だからおいらは、目の前のおじさんはビリヤードの名人の一人であって、頑張って練習すればみんなこんなに上手になれるんだと思ったんだよね。

 

それなら、おいらも本気でやってみたい! なんてね。

 

 

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新宿スポーツランド本館前 4階と5階がビリヤード場

 

 

 

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そんなわけで、速攻でカフェレストランのアルバイトを辞めて、ビリヤード場の仕事を探したんだけど、求人誌で見つけたのが新宿スポーツランドだった。

 

面接受けて雇ってもらって、配属されたのは、後藤さんがいる中央口店じゃなくて本館だった。

 

でも、当初のおいらはスポーツランドが後藤さんのいるお店だなんて気づいてなかった。

 

24時間営業のスポーツランドのアルバイトは、早番、中番、遅番に分かれていて、遅番の時間帯にだけ、無料で球を撞いてもいいことになってた。

 

だから遅番だけが仕事中に球を撞けるというわけ。

 

中番だったおいらは、23時に仕事を上がり、松屋で牛丼を食べるか、遅番と一緒に出前を頼むかして腹ごしらえし、一晩中球を撞いて朝帰りという毎日だった。

 

そんな生活を半年も続けたころ、遅番のアルバイト仲間から、中央口店にプロ級に上手いインストラクターがいるって聞いた。

 

よくよく聞いてみると、それがあの日見た後藤さんのことだとわかった。

 

おいらは矢も盾もたまらず、アルバイトの空きができたら中央口店に移らせてほしいって希望を出したのさ。

 

その希望が叶うまで、たいして時間はかからなかった。

 

こうして後藤さんのもとでアルバイトをすることになったんだけど、後藤さんのイメージはあの日の姿とはずいぶん変わった。

 

インストラクターとは言ってもアルバイトで、次から次へやって来るお客さんを捌くのも仕事なわけで、人なつっこい営業マンとしての顔もちゃんと持っていたんだよね。

 

ま、兎にも角にも、これから毎日後藤さんの球を研究できると思うと、おいらは嬉しくてしょうがなかったっけ。

 

つづく・・・

 

 

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