後藤章二師の思い出

後藤章二師のことを思い出すままに書いてみようと思う Vol.2

 

1775c057
現在のスポラン中央口店 左端に地下への階段がある

 

 

おいらは19歳で上京して大学に通ってたんだけど、最初にアルバイトをしたのが新宿三越の裏手にあったイタリアントマト系のカフェレストランバー「ニューヨークセンチメンタル」ってお店だった。

 

 

そこに元ジャニーズJr.だったとか言う社員がいて、その人にビリヤードに誘われたんだよね。

 

 

「ものすごく上手いおじさんがいる」

 

 

そう言って連れてかれたのが新宿スポーツランド中央口店。このときは店の名前も知らなかったんだけどね。

 

 

 
Sponsored Links
 

 

 

ブーム真っ只中ってこともあって、何十人ものギャラリーに囲まれて球を撞く姿があった。

 

 

一人は後に親しくなった古株の常連客Sさん。

 

 

で、もう一人が後藤さんだったというわけ。

 

 

 

頭は禿げちゃって白髪交じり、ずんぐりむっくりした小柄な身体なんだけど、腕っぷしが強そうなイメージ。

 

 

目が細いからか、ちょっと怖そうな、偏屈そうな、ヤバそうな感じに見えたっけ。

 

 

今思えば、あの頃の後藤さんはまだ40歳手前だったんだね・・・。

 

 

 

流行りのナインボールをやってた二人。

 

 

ほぼ後藤さんの独壇場で、Sさんはラックマンと化してた。

 

 

※当時は現在と違って、相手がラックを組んでいたんだよ。

 だから、ラックを組んでばっかりいるってのは負けている証拠。

 

 

 

例の横殴りのブレイク、淡々と小気味良く、キューを効かしてポケットしていく後藤さん。

 

 

おいらが知っているビリヤードとは明らかに違う質というか、妙というか・・・。

 

 

 

自在に動き回る手球が次々に的球を落としていく。

 

 

ゆっくり動くときにも、手球が左右に回転しているのが不思議だった。

 

 

 

とにかく、気味が悪いくらいに上手かった。

 

 

 

どの世界でもそうだと思うんだけど、名人と言われるような人って、そうなるのが当然という感じで目の前の作業をこなすよね。

 

 

 

だからおいらは、目の前のおじさんはビリヤードの名人の一人であって、頑張って練習すればみんなこんなに上手になれるんだと思ったんだよね。

 

 

 

それなら、おいらも本気でやってみたい! なんてね。

 

 

 

44ea473e
新宿スポーツランド本館前 4階と5階がビリヤード場

 

 

 

 

 

 

Sponsored Links

 

 

そんなわけで、速攻でカフェレストランのアルバイトを辞めて、ビリヤード場の仕事を探したんだけど、求人誌で見つけたのが新宿スポーツランドだった。

 

 

面接受けて雇ってもらって、配属されたのは、後藤さんがいる中央口店じゃなくて本館だった。

 

 

でも、当初のおいらはスポーツランドが後藤さんのいるお店だなんて気づいてなかった。

 

 

 

24時間営業のスポーツランドのアルバイトは、早番、中番、遅番に分かれていて、遅番の時間帯にだけ、無料で球を撞いてもいいことになってた。

 

 

だから遅番だけが仕事中に球を撞けるというわけ。

 

 

 

中番だったおいらは、23時に仕事を上がり、松屋で牛丼を食べるか、遅番と一緒に出前を頼むかして腹ごしらえし、一晩中球を撞いて朝帰りという毎日だった。

 

 

 

そんな生活を半年も続けたころ、遅番のアルバイト仲間から、中央口店にプロ級に上手いインストラクターがいるって聞いた。

 

 

よくよく聞いてみると、それがあの日見た後藤さんのことだとわかった。

 

 

おいらは矢も盾もたまらず、アルバイトの空きができたら中央口店に移らせてほしいって希望を出したのさ。

 

 

その希望が叶うまで、たいして時間はかからなかった。

 

 

 

こうして後藤さんのもとでアルバイトをすることになったんだけど、後藤さんのイメージはあの日の姿とはずいぶん変わった。

 

 

インストラクターとは言ってもアルバイトで、次から次へやって来るお客さんを捌くのも仕事なわけで、人なつっこい営業マンとしての顔もちゃんと持っていたんだよね。

 

 

ま、兎にも角にも、これから毎日後藤さんの球を研究できると思うと、おいらは嬉しくてしょうがなかったっけ。

 

つづく・・・

 

 

 

Sponsored Links



 





ピックアップ記事

  1. ビリヤードの空クッション(ワンクッション)の狙い方②!ひねり有りの場合
  2. ビリヤードの空クッション(ワンクッション)の狙い方①!ひねり無しの場合
  3. 実録!グリップに鮫革を装着!愛用カスタムキューのディヴィニーでDIY
  4. セーフティショットのコツとバリエーション【後編】ポケットビリヤードのテクニック
  5. ハーフVシステムの使い方!空クッションの実践方法を分かり易く解説してみた!

関連記事

  1. 後藤章二師の思い出

    後藤章二師のことを思い出すままに書いてみようと思う Vol.10

    新宿スポーツランドで球撞きライフを桜花していたころ…

  2. 後藤章二師の思い出

    後藤章二師のことを思い出すままに書いてみようと思う Vol.6

    後藤さんがガス・ザンボッティを手に入れたとき、初め…

  3. 後藤章二師の思い出

    後藤章二師のことを思い出すままに書いてみようと思う Vol.8

    デニス・ディックマンの作るキューはキレイだなぁ~…

  4. 後藤章二師の思い出

    後藤章二師のことを思い出すままに書いてみようと思う Vol.4

    U野プロをからかう後藤さん 出典:ビリヤードマガジ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は読めませんのでブロック対象となります。ご注意ください。

管理人ご挨拶



みなさんこんにちは♪

当サイトにお越しくださりありがとうございます♪

19歳から47歳まで東京に暮らし、2013年に故郷の沼津へ戻ってきました。

一時は離れた球撞きの世界ですが、暇になったせいか虫がうずき、ちまちまと再開した今日この頃・・・。

これまで培った経験やノウハウ、よけいな思い出話などを披露しております。

掲載している図はすべて手作りですので、撞点やコースなど自身の適当な所感によるところが大きいです。

なので、質問やご指摘など、ドシドシお寄せいただければ嬉しいです。

詳しいプロフィールについては、
こちらをご覧くださいませ♪



ポチっとしてくれたら
喜びます♪



人気ブログランキングへ


最近の記事

スポンサーリンク

PAGE TOP