ビリヤードを続けていれば、遅かれ早かれ自分専用のキューが欲しくなるはずですよね。
しかしキューにはメーカーや種類や、価格帯も実に様々・・・。
さらに昨今では、従来のノーマルシャフトではなく、ハイテクシャフトもますます普及していて、最初に何を選ぶのがベストなのか混乱しちゃいそうです。
そこで、キューの選び方について、今どきの理想像と、各々の予算状況とをふまえてお話ししてみようと思います。
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上達のためにマイキューが必要な理由とは?
ちょっとその前に、上達のためにマイキューが必要になる理由を簡単に説明してみたいと思います。
キューってのは、たとえ同じメーカーの物であろうと、1本1本の性質(クセ)が異なるものです。
材料となる木材だって、同じメープルでも樹齢やフシの位置なんかによって違いますもんね。
それがインレイやハギの入ったバットと組み合わされるとなれば、ますます1本1本の個性が出てしまって当然です。
でも、いつでも同じ1本のキューで練習を続ければ、常に同じ条件の元で球が撞けることになりますよね。
球の動きはもちろん、キューも嘘をつかないとなれば、成功も失敗も原因は自分自身ということになるわけです。
つまり、何の疑いもなく練習に打ち込むことで、撞点や手球のずれ方、キュー出しの加減などが身に付きやすいって話です。
また、これが不思議なことに、新しいキューを使うことになっても、あるいはハウスキューや他人のキューを使う状況になっても、その違和感の原因や調整方法が理解しやすくなるんです。
これはおそらく、自分の中での基準が定まったことによって、対応力が身に付いているからだと思います。
重さ、バランス、硬さ、ずれ方、キレ、などなど・・・。
なので、とりわけビギナーの方は思い切ってマイキューを手に入れることをオススメします。
何と言っても上達のスピードがぜんぜん違いますからね♪
最初のマイキューを今どきの理想で選ぶなら・・・?
それでは、おいらがオススメする最初のマイキューの選び方についてお話しします。
最近のビリヤード界の傾向や、周囲との同調を図る意味でも、予算に余裕があるならハイテクシャフトの付属したキューを選ぶべきかと思います。
おそらく、身の回りの球撞き仲間の多くもハイテクシャフトを使っていると思いますしね。
おいらはノーマル使いだけど、昔はハイテクシャフトなんてなかったし、選択の余地はなかったわけです。
でも、今からビリヤードを始めるなら迷わずハイテクシャフトを選ぶはずです。
近頃ではカスタムメーカーの多くもハイテクシャフトの開発を進めているようだし・・・。
それに、昔ならビギナーの誰もが悩んでいた「見越し」の難しさから開放されます。
逆を撞いて回す球なんか、ホントに楽だなぁ~と感じました。
でも、厚みの“ごまかし”がきかないので、狙い自体はけっこうシビアになるような気もしましたが・・・。
いずれにせよノーマルシャフトとの違いは歴然で、ハウスキューなんかは使えなくなるでしょうね。
でもノーマルシャフトに比べて楽に球が撞けることは間違いなくて、その分の戦闘力はけっこう上がるんじゃないかと思われます。
ただ、ハイテクシャフトには購入時に難点があるという話を聞きました。
当たりハズレも激しくて、314シャフトなどは最初から曲がっていたり、短期間で曲がってきたりするケースをよく耳にします。
性能や打感、サウンドなど、好みを言い出したらキリがないけど、概ね評判の良いのはメッヅじゃないかなぁ~・・・。
ちなみに、個人的にはここ最近(15年前後?)のアダムは信頼できないからオススメしませんね。
言っちゃ悪いけど、仕事が雑な印象があるし、価格帯によるデキの格差が激しすぎる気もします。
ムサシレベルのキューなら問題はないのかもしれないけど・・・。
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最初のマイキューを予算に合わせて選ぶなら・・・?
さて、予算がそれほどないけどマイキューが欲しいという人へのアドバイスです。
ハイテクシャフトは単品でも3万円前後しますから、もういったん諦めましょう♪
3万円あれば、安価ながらも高性能なキューを手に入れることができますよ。
ノーマルシャフトだけどね・・・。
おいらが今勝手に気に入ってオススメするのが、以前にもこのブログでご紹介した「Elite(エリート)」というアメリカ製のプロダクションキューです。
工場は台湾とかにあるのかもしれないけどね・・・^^;
ハードメイプルを使ったシャフトはソリッドで、正直好みではないものの、実に安定していてパワフルで、何と言うか安心感があります。
テーパーもプロテーパーを採用していて、想像以上に撞きやすいですよ。
デザインはシンプルながら、デカール(シール)なんか使わずに、ちゃんとインレイやハギが施されているところが嬉しいです。
ジョイントはウッド・トゥ・ウッドの10山で、新品時はネジがすごぉ~く窮屈なため、ジョイントをつなぐのにかなり労力を必要としますが、一度ハメちゃえば次からは比較的楽につなぐことができます。
難点は、先角の素材がよろしくないのか、チョーク汚れが付きやすいこと・・・。
おいらのEliteキューも先角が青々しております^^;
ま、それでもコスパは文句なしですな♪
Eliteキューのラインナップは、下記リンクからチェックできますよ♪
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