新宿三越って、知っている人も多いと思う。
実はそこの社員さんが二人、スポランの常連さんだったんだよ。
いつも二人で来て2時間程度遊んでいくんだけど、後藤さんは例の調子で、
「いらっしゃい!!今日は早いね」
なんて感じで歓迎していた。
おいら達、ほかの常連とは挨拶程度で、一緒に遊ぶなんてことはなかったけどね・・・。
スポンサーリンク
で、ある日のこと、その二人が後藤さんに、ある企画を持ちかけるんだよ。
それが、新宿三越でビリヤードのエキシビジョンをやらないかって話だった。
最初は恥ずかしがって断っていた後藤さんだけど、最終的には了承したんだね。
ギャラが幾らだったのかは知らないけどさ。
たぶん、1990年か1991年頃の話・・・。
開催当日、おいら達常連仲間は冷やかしに行ったわけ。
そしたら、紺色のベストに蝶ネクタイ姿の後藤さんが、新宿三越デパートの1階の特設フロアで、ビリヤードテーブルの前に鎮座ましましてたよ。
ビリヤードの名人に挑戦できるってな催しだったと思う。
当然ながら、おいら達は次々に挑んでいった。
ゲームはナインボールで、ブレイク権は挑戦者にあった。
で、挑んだ常連のほとんどが、1回きりの出番だけで玉砕。
あとは後藤さんの独壇場。
買い物がてら通りすがるオバさんらが、
「まぁ、すごい!」
とか言って立ち止まり、けっこうな人だかりだった。
そんな中で、悠々と球を取り切っていく後藤さんの姿は、傘下にいるおいらにとっても誇らしかったのを覚えているよ。
スポンサーリンク
唯一善戦したのは長州小力の弟で、彼が撞く姿を見ながら後藤さんは、
「この人は、けっこうやりますね」
なんて、わざとらしいリップサービスをしていたっけ(笑)
このイベントの前だったか、後だったか、後藤さんが常連用のベストを作ろうって言い出した。
それを三越の常連さん二人に発注して作ったんだよ。
紺色の毛糸のベストで、
胸にはナインボールのワッペン、
背中にはネームが縫い付けられていた。
希望者だけが注文して買ったんだけど、正直言ってカッコ悪かった(笑)
後藤さんは最前列右から3番目
あ、丸印がおいらです(汗)
でも今思えば、ポロシャツに毛糸のベストって、後藤さんの定番スタイルで、見慣れたファッションだったんだよね。
おいら、スポランに置きっぱなしにしていたもんだから、閉店の際に捨てられちゃったんじゃないかな。
思い出って、けっこう簡単に無くせますわぁ(哀)
つづく
スポンサーリンク
この記事へのコメントはありません。