スロウ（すろう）

ボール同士が接触した際に、摩擦によって引き起こされる現象。

手球が的球に接触した際にその表面に発生する摩擦により、実際にとらえた厚みより厚い方向へ的球が引きずられる。

フリのある配置からのショットにおいては、わずかだが必ず起こっている現象である。

スロウによる的球のコースのずれ方は、手球にかけられている回転やスピード、角度やポケットまでの距離によっても変わる。

厚めの配置のとき、手球のヒネリによるスロウを利用して、意図的に的球の進む軌道をコントロールするショットも存在する。

的球は、ヒネリを入れた側とは反対方向へズレていく。

たとえば、手球の右を撞いた場合は、的球を左方向へズラすことを意図している。

関連語→フリ、ヒネリ